ショアジギングのタックルについて解説します。簡単な道具で近場の堤防などからアジや根魚~大型の青物、ロックフィッシュまでさまざまな魚種が船からでなくても陸っぱりから狙えるショアジギングのタックルをわかりやすくお伝えします。
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
ショアジギングはメタルジグで簡単になんでも狙える夢の釣り
ショアジギングは堤防やサーフ、磯からメタルジグを使って釣る釣りです。昔はショアジギングと言えば大きなタックルで100g以上のメタルジグをキャストして煽りまくるガチで体力勝負のようなイメージが強かったですが、近年よりライトに行えるように釣り方やタックルも簡素化かされてきて、細分化され身近に出来るものも多くなりました。
またショアジギングに限らず船の上からのオフショアでもジギングの最中にメタルジグ以外のミノーやシンペン、夏はトップウォータールアーなども使用する人が増え、本来であればメタルジグを使用した釣り=ジギングなのですが実際は多様化が進んでいるのが昨今のショアジギングです。
オフショアのジギングとの違いは、船で沖に出て魚探を頼りに、魚が居る場所にルアーを送るのではなく、陸の上からキャストして釣る釣りなので、キャストそのものが船でいう魚探(サーチ)ということになり、繰り返しキャストを行うことがヒット率を上げることに直結する釣りです。
ショアジギングのタックル
ショアジギングの仕掛タックルは、ロッド、リール、ライン、メタルジグ。この4点で構成されています。
これだけを揃えてさえおけばすぐに釣りをはじめられる気軽さが受けています。
現在のショアジギングは使用するメタルジグの重さと狙える魚種によって3つに分類されています。それぞれのタックルについて解説します。
ショアジギングのタックルはたったこれだけ!
ロッド
リール
ライン
メタルジグ
おおよそのショアジギングの定義はこんな感じです。
主観的にわかりやすくまとめてみたのですが、ざっくりしすぎて異論があるかもしれませんがご容赦ください。
SLJ スーパーライトジギング |
堤防など タチウオやカマス、小型青物(アジ、サバ)など 使うジグは~30gくらいまで |
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ライトショアジギング | 地磯やサーフ ハマチやサワラなど中型青物~ヒラメ、ハタ、シーバスなど 30g以上~100g以下のジグやミノー |
ショアジギング | 足場の高い磯の釣り座 ブリやカンパチ、ハタなどを主とする大型魚 100g以上のジグや前後のミノーやシンペン |
スーパーライトショアジギング(SLSJ)
最近ではじめたもっとも新しい釣り方のスーパーライトショアジギングはマイクロジグと呼ばれる1g~5g程度のメタルジグを使用して釣る釣り方です。
ショアジギングの中で最もタックルが軽量で、これまで小さいワームでしか狙えなかったような魚までメタルジグだとワームが千切れて交換するなどの手間が省け、手返しよく狙えるので近年女性や家族に人気が高まっています。
タックルも非常にライトでわざわざ専用のものを揃えなくても代用できるものが多いのも特徴です。
主にアジ、サバ、カマスやカサゴ、メバル、アイナメなど小型根魚
◆ロッド
アジングロッドやメバリングロッド
◆リール
2000番前後
◆ライン
PEライン 0.6号~1号
◆リーダー
15lb~20lb
◆メタルジグの重さ
1g~30g
ライトショアジギング(LSJ)
現在のショアジギングで最もアングラーが多いのがライトショアジギング。ショアジギングの種類の中でちょうど中間にあたるミドルクラス。
とはいえ狙って実際に釣れる魚は釣りを楽しむには充分なサイズのものが釣れるので、いちばん信者の多いクラスです。
非常にシンプルですが、タックルにややパワーも遠投性能も必要になってきます。
サワラや、ハマチ(イナダ)、ソウダガツオやシイラなど小型~中型の青物。
◆ロッド
ライトショアジギング用があればいいが、ルアーの許容重量が適合していれば固めのブランクスのMHやHタイプのシーバスロッドやエギングロッドでも代用が可能です。
◆リール
シマノなら3000番~4000番、ダイワなら2500番~3000番クラスのハイギア
◆ライン
PEライン 1.5号~3号
◆リーダー
30lb~50lb
◆メタルジグの重さ
30g~80g
ショアジギング
ショアジギングの中でも100g前後と最も重たいメタルジグを使用して行うこれぞ陸っぱりジギングともいうべき釣り方で、釣りというよりはほぼ労働w
体力勝負というところが大きくてかなりのハードワークを強いられます。ですがショアから20キロを超えるようなヒラマサやロウニンアジを狙えるのは男のルアーマンとしてロマンがあります。
ターゲットの魚が大型なので当然タックルも、より強固なものになり。ロッドやリールは専用に揃えておいたほうが身のためでしょう。
ブリやヒラマサなどの大型青物、クエなどハタ科の大型ロックフィッシュ。ショアからのGTなども含まれます。
◆ロッド
100g前後のジグまでキャスト可能なショアジギングロッド
◆リール
シマノなら5000番~8000番、ダイワなら4000番~6000番のハイギア
◆ライン
PEライン 4号~6号
◆リーダー
60lb~100lb
◆メタルジグの重さ
80g~100g以上
釣りたい魚種でタックルを選んで楽しもう
ショアジギングのタックルについていかがでしたか?思ってたよりも簡単にはじめられそうな気がしませんか。
100g以上のメタルジグで大型の魚を狙うものは、おいそれとは行きませんが、それ以外のショアジギングは意外と手っ取り早くはじめられるものばかりです。
エサの交換とかの手間がいらないので、一度ラインを結んでしまえばしばらく楽しめるところも魅力です。
ここでお伝えしたショアジギングのタックルと、狙って釣りたい魚の魚種を選んでショアジギングを思い切り楽しんでください。
タックル選びが終われば、釣り方も勉強してみてください。下記のページでポイントの見つけ方と釣り方を解説しています。↓
下記のページでは初心者向けのはじめ方を解説しています