今回はショアジギングの時期っていつ?という素朴な質問にお応えする企画です。
大雑把に四季にわけてそれぞれの季節ごとの特徴とその時狙える魚などはもちろんのこと、地域によって若干異なる時期のズレもありますが、おおよそのシーズンと釣れる魚をご紹介します。
バス釣り歴15年のkatsuyaです。これまでCacciatore(カッチャトーレ)として活動していましたが、「かっちゃん」と呼んでください。日頃はバス釣りをメインに最近ではブレードジギング、ショアジギングにハマっています。「釣れる」&「楽しい」を実感できる実践的なノウハウを皆様にお届けできるように頑張ります!
そもそもショアジギングって何?
時期の説明をする前にあとあとの説明が伝わりやすくなるように、そもそものショアジギングって何?というところにも少しふれておこうと思います。
ショアとは英語でshore=岸のことで、海岸で行うジギングをショアジギングと呼びます。その反対語がオフショア=沖のジギングになります。要するにショアジギングとは堤防やサーフ、磯など陸続きの海岸から釣るジギングのことです。
ジギングは本来メタルジグを使って釣る釣りのことを意味しますが、同様にミノーやシンペン、ジグヘッドを使用した多様化してきた陸からの青物狙いの釣りのことも総じてショアジギングと呼ぶようになってきました。
ショアジギングの四季の特徴
日本には四季があり、季節ごとに気温や水温、風などに特徴がありショアジギングで狙える魚も少しずつ移り変わっていきます。
春のショアジギング
春の傾向が見えてくるのはだいたい3月中旬くらいから、僕の地元では中旬でもまだ2月の名残が残っている年もあります。
目安はだいたい4月に入ってから、釣りに行って五感を通して感じる気温や水温敵には、通常初夏に数えられる6月いっぱいくらいまで春のパターンで釣りができます。
春のショアジギングの代表的なターゲットは真鯛!乗っ込みマダイと呼ばれこの時期に産卵期を迎えるため浅場に接岸してくるので、オフショアよりもショアジギングの方が有効なくらい、結構な確率で釣ることができます。
夏のショアジギング
ショアジギングのハイシーズン到来!
ショアジギングのハイシーズンともいうべき夏になると、そんな大型の青物ははまだ早いもの30cm~50cmくらいまでのヤズやハマチサイズ(関西方面はこう呼ぶが関東ではイナダやワラサ)がぽつぽつと釣れ始める時期に入ります。
サイズを気にしなければ数釣りが楽しめるのが夏。
身近なサーフや堤防からでもマゴチやタチウオなどがメタルジグで比較的容易に釣れる季節です。
数え月でいうと7月、8月がメインですが、僕の体感としては9月いっぱいまで夏パターンは続く印象です。2020年や2021年とか全国的に梅雨の時期が長引いた年などはその傾向が強く現れます。
またこの季節はショアからもペンシルや大型のポッパーなどでも釣れる限られた季節に入るためルアーマンの多くは夏が早く来ないか待ちに待ったシーズンでもあります。
釣れる地域が限定的なものの夏のショアジギングの代表的なターゲットとしてシイラがあります。だいたい8月~10月くらいまで釣れるイメージ。この時期ならではでメタルジグ一辺倒ではなくシンペンやトップウォーターでも反応があるため楽しめます。
秋のショアジギング
9月から10月に入ると青物のサイズが大きくなりはじめ、50cm(1キロ)以上の中型が多くなり関東や関西方面で近年盛り上がりを見せているサワラが最盛期を迎えます。
ブリについては中々お目に掛かれませんが、中型青物のイナダサイズ(ハマチ)やサゴシクラスなら簡単に釣れるようになってきます。僕の経験では秋が深まって水温が下がり始めると個体のサイズが大きなる印象があります。
水温が低くなってくると港湾部にも大型の回遊魚が入ってくる確率が高くなり、「こんな場所で?」と思うくらい入り込んだ湾奥や大河川の河口でも釣れることがありショアジギングの釣果記録でサイズアップもしやすい時期です。
また僕は地元を離れ遠征しますが、太平洋側の高知に行くと秋にはショアからカツオが釣れます。
また釣っても楽しく、食べても美味しいタチウオジギングも楽しめる時期に入ってきます。
冬ショアジギング
体感的にも水温もグッと下がる冬のショアジギングは、まず1本狙いとかこれからはじめる初心者にはおすすめしません。言い方が乱雑になってしまいますが、中級以上のショアジギ経験者で馬鹿がつくほどの釣りバカが好んで行く時期(苦笑)僕がそうなんですけど、あまり釣れないとわかっていても行ってしまうんですw
寒くて顔や手がかじかむ中で”1本の喜びの為にキャストしつづける”w
確率の低い時期です。初心者の人がはじめる時期としてはおすすめしません。
冬でもジッとしていられない釣り人が冬にショアジギングする理由は、釣れる魚種も限定的で、ショアから釣れる確率はうんと低くなるものの釣れた1匹が大型になるシーズンだからです。
とはいえ大型になるまで育った個体ほど警戒心も強く、しかも活性が下がる冬の時期なので、はやりそんなに簡単ではないことは覚えておいた方がいいかもしれません。
中型よりも少し大きい60センチクラスのイナダ(ハマチ)から、80センチ超えるメーターサイズのサワラも釣れだします。また冬の青物は脂の乗りがよくなっており、食べて美味い時期に入ります。