シマノサイレントアサシン80(F/Sがある)に新たに加わったフラッシュブーストのインプレです。
これまであったモデルとの違いと今回から新たに加わった80Fのフローティングタイプと使い方を解説します。
シーバスだけでなくチヌ(クロダイ)でも釣れるのか?などと
実釣から感じた気にあんる飛距離やアピール力、アクションなどについて感想をお話しします。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
サイレントアサシン80F/80S フラッシュブーストのスペック
これまでサイレントアサシン80サイズにはS(シンキング)しかありませんでしたが、
今回のブラッシュアップしてリリースされたモデルからサイズが上の99などと同じく
F(フローティング)タイプが新たに追加されたことも話題になりました。
全長 | タイプ | 重さ |
---|---|---|
80mm | S(シンキング)とF(フローティング) | F=10g , S=12g |
飛距離 | フック | 実売価格 |
F=46m , S=52m | #6×2 | 1890円前後 |
80フラッシュブーストとジェットブーストの違い
写真はサイレントアサシン80Sジェットブースト(こちらにはS=シンキングタイプのみ)
ボディの高さが違います。
サイレントアサシン80は80Sジェットブーストと、80F&80Sのフラッシュブーストに別れているため
わかりにくいのですが、アピール力の増しているフラッシュブーストには
シマノの新重心移動システムのジェットブーストも搭載されています。
飛距離に関してのジェットブーストの仕組みはどちらも同じで、フラッシュブーストが搭載され
ボディ形状のサイドフラット面が大きくなっているものと、そうでないもので区別できます。
サイレントアサシン80フラッシュブーストに体高がある理由は…↓
フラッシング効果を高めるフラッシュブーストですが、コンパクトなボディに搭載するためには浮力のバランスを調整する必要がありました。そこでこちらは形状をイチからデザイン(中略)
その際、横のフラット面を少し広く設けることで、高いフラッシング効果を発揮できるようにこだわってデザインされています。
出典:サイレントアサシン80F/80S フラッシュブースト|シマノ
となっており、中の反射プレートに乱反射する光が目立つように
ボディに高さを持たせたわけです。
ですが、それだけではなくこの形状が思いもよらぬ
これまでとは違ったアクションを手に入れることに繋がっています。
詳しくは後ほど使い方と、実釣インプレの箇所でお伝えします。
カラーラインナップ
サイレントアサシン80フラッシュブーストのカラーはSシンキングとFフローティングタイプともに
8種類の魅力的なカラーが揃っています。
今回自分が購入して実釣に選んだカラーはNカタクチです☆彡
いちばんのお気に入りカラーです。
サイレントアサシン80はシーバスだけじゃない
実はチヌ(クロダイ)にも効果絶大
サイレントアサシン80もシーバスルアーとして大人気の99からの派生型であり
どうしてもシーバス特化型のルアーのイメージがありますが、この80に限って言えば
80Sだとチニングのプラッキングゲームで最高に釣れるミノーと旧作の頃から言われ続けています。
もう5年以上前の話ですけど、チヌ(クロダイ)では「ほぼエサ」とも言われていました。
小粒でもよく飛び、河川のシャローフラットでも中層を引いてこれ、
80Sであればかなりの速巻きにも対応できるのでシーバスだけでなくチニングにも最適なわけです。
サイレントアサシン80Sフラッシュブーストの使い方
自分の使い方としては、これはやはりデイーゲームの中層速巻き
での出番が増えると思います。
秋までにカタクチやイワシ、小ぶりのハクやサッパがいる状況下に使い
雨の日や雨後にはテッパンルアーの予感がします。
ただサイレントアサシン80Sジェットブーストや旧作のAR-Cでは、
売りであった”80Sといえば”というような小粒でもよく飛んでローリング寄りの+ウォブリングでしたが
80フラッシュブーストではウォブリングが主体となっています。
バイブレーションのようなアクションが特徴的だったサイレントアサシン80Sジェットブーストや旧作のAR-Cと違い
ブリブリと泳ぐまるでクランクベイトのようなアクションをします。
これが今までテッパンだったシーバスやチヌ(クロダイ)の釣りにどう影響してくるかはまだ未知数です。
まだ実釣を重ねてみないとわかりませんが、
もしかしたらこれまでの噂通りの釣果を手に入れるためには、
スリム形状のジェットブーストのほうがいいとの判断になる可能性もあります。
サイレントアサシン80Sフラッシュブースト実釣インプレ
飛距離
シマノの公表値で80Fで46m、80Sで52mとなっています。
実際に計測はしていませんが、いつも行くポイントでPE0.8号、Mタイプの9フィートロッドで
50mは飛ばせていると思います。
これくらい飛んでそこそこ潜ってくれれば
手返しよくランガンが可能になります。
アピール力
アピール力はウォブリング主体になった分アピール力は断然増しています。
それにプラスしてフラッシュブーストのフラッシング効果が含まれるのですから強アピールであることは
疑いの余地がありません。
活性が高いと見える状況下や、雨後など濁りのキツいときなど
ベイトサイズに合わせて投入すれば無敵になる気がします。
アクション
これまでのサイレントアサシン80Sのブリブリアクションは健在というか、
ウォブリングが主体になったことで、これまで小刻みに震えていた動きが
ボディの高さが高くなってフラット面が大きくなたことで左右の水押しが増えていて、
かなり左右の振り幅が大きくなっていることに気づきます。
ほんと、これが吉と出るか凶と出るかは使い方次第でしょう。
強アピール=スレさせやすいということも頭の片隅にいれておかなければなりません。
サイレントアサシン80はソルトで必需品
フラッシュブーストのアピール力だけでなくアクションも変化があった
NEWサイレントアサシン80Fと80Sフラッシュブースト。
そもそものアクションが変わってしまっているので、これまでの使い方が通用するかどうかはわかりませんが、
シーバスゲームでは少しずつベイトサイズも大きくなる初夏6月後半~秋の入り口9月くらいまではルアーケースに常備は間違いなしです!
また逆にクランクベイト的なウォブリングアクションになったことでチニングミノーとしたら効果がアップされているかもしれませんので要チェックです!
ではまとめます。
●体高が高くなり左右の水押し増加⇒強ウォブリングアクション
●結局、小粒でよく飛んでアピールアクションのすごいやつ!
シマノ サイレントアサシン80F フラッシュブースト
シマノ サイレントアサシン80S フラッシュブースト