サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ!3種のタイプの使い方

シマノの大人気シーバスミノーサイレントアサシン99フラッシュブーストのインプレです。

サイズ99mmには異なる3タイプが用意されていますのでそれらすべての特徴と実釣インプレから3つの使い方までをお伝えします。




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サイレントアサシン99には3タイプ

サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
サイレントアサシンはシーバスアングラーの間ではよく飛ぶしアピール力もあり使い勝手がよくド定番的なミノーです。

長さ99mmの99フラッシュブーストには浮力の異なる3つのタイプが用意されています。

他にも小さい80mmや大きい125mmなどありますが99は一年を通してオールシーズン使えて出番が多くもっとも汎用性が高いサイズだと思います。

いずれも長さボディの形状は同じですがリップの大きさウエイトにより浮力と特化されたトレースレンジとそれによって得られたアクションが異なります。

これら3つのタイプの違いを順に解説していきます。

 

フローティングの99F

重さ:14g
タイプ:フローティング

99Fフローティングタイプでシーバスで最も使う頻度が高いレンジです。

水面直下30cm~60cmと上のレンジ攻略が得意でただ巻きでもサイレントアサシンの持つアピールは抜群。

スローだとローリング主体、速巻きするとウォブンロールと巻き速度によってアクションが可変します。

 

99Fの使い方と適した状況

99Fフラッシュブーストは主にナイトゲームでスローな展開の時に用いると効果的。

アップクロスにキャストしてスローに巻いてきたり流れに乗せてドリフトさせるのもいいです。

流してる間でもフラッシュブーストの小刻みに揺れる光でシーバスにルアーの存在を知らせることが出来ます。

重さが14gとシーバスルアーの中では比較的軽いですが、飛距離はその重さを感じさせないくらい気持ちよく飛びます。
シマノ サイレントアサシン99F フラッシュブースト

 

シンキングの99S

重さ:17g
タイプ:シンキング

水深があるポイントや水がクリアで下のレンジを探りたいデイゲームに有効なのがこのシンキングタイプの99Sフラッシュブーストです。
 
 

99Sの使い方と適した状況

シンキングタイプは筆者の場合、水深のある場所でのデイゲームで出番が多いです。晴天で水中に日が差し込むような時でも投げてボトム付近まで沈めてからやや速巻きで巻いてきて

カケアガリ付近で速度を緩めてやるとどこからともなく深場からシーバスがにょい~っと現れます。

また本来であればフローティングの99Fを選択するような攻略レンジでも磯のサラシの中や流れの速い河川では軽いルアーだと水面を割ってしまったり、アクションが破綻してしまうような状況もあります。

そのような時にも99Sに変えると重さがあるのでしっかり泳いでくれます。
シマノ サイレントアサシン99S フラッシュブースト

 

サスペンドの99SP

重さ:16g
止めたときにトレースレンジを切ることなく自然な”食わせの間”を演出できるようサスペンドタイプになっているのが99SPです。

その浮力調整された際に同時に手に入れたものがブリブリと泳ぐウォブンロールアクションです。

元々しっかりと手元まで伝わってくる引き抵抗のあるミノーですがこの99SPはバイブレーション並みにぶるぶると感じることができます。

 

99SPの使い方と適した状況

サスペンドでも止めるとゆっくりと浮き上がってしまうルアーもありますがこのサイレントアサシン99SPの場合、汽水域ではリトリーブを止めたレンジでピタッと止まってくれます。※場所の塩分濃度による。

それプラスとまった状態でもフラッシュブーストによりキラキラ光でアピール。

この特性を生かしてストップアンドゴー。

また3タイプの中でいちばん派手なアクションとなるので筆者は雨後の水に濁りが入っている時に活性が上がっている個体がいると思われるような状況で投じたいアピール系ミノーとしても使っています。
シマノ サイレントアサシン99SP フラッシュブースト

文中にあるアクションの違いについては下記のページで解説しています。
詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください↓

 

フックサイズと長さは共通

フックサイズ|サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
これら3つのタイプも長さは99mmで、フックサイズは#5と共通です。

ちなみにリングは#3です。

フックサイズはやや小さめですが、一段大きく#4にして少し自重を重たくしてアクションを控えめにすることも可能です。

タイプによって当然アクションも潜航レンジも違ってきますので、そのあたりはこれからのインプレのところでお伝えします。

サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ

  

フラッシュブーストとは

サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
ボディ内部前方に撮影の時に使うような反射板(実際にはもっと薄いw)が搭載され水流を受けている状況やリトリーブ中、またトゥイッチなど軽いロッドアクションでもこのプレートが振動してキラキラとフラッシングでアピール。

これはバネで固定されていてルアー自体が動かなくてもバネの遊びで止めた状態であっても小刻みに反射板が動きキラキラアピール☆彡し続けます。

サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
止めた状態でも中の反射板は動きキラキラしています。

これを生かして巻かないドリフト、ストップアンドゴーなど本来であれば「静」の釣り方でもアピール力を付加できることが最大の説特徴です。

この反射板はシルバーとゴールドの2種類が用意されていて、ゴールドの反射板が採用されているのは下記の写真の上のチャートとほかにNゴールド、スケボラの3つカラーのみに搭載されています。

ほかのカラーはシルバーの反射板です。

 

飛距離

飛距離|サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
重さやこの底が扁平な独特のボディをしているのに想像以上によく飛びます。

3タイプともでみてアベレージで60mくらいです。

筆者がサイレントアサシンをはじめてつかったのはフラッシュブーストではない99Sからでした。

今回インプレするフラッシュブーストの99Sと比べて重さは変わらないと思いますが今とは呼び方が異なるAR-Cの時代です。

ですがその頃から良く飛ぶなと感じていたためジェットブーストになってから飛躍的に伸びたとは感じていませんが、

このシマノの重心移動に驚いたのは99Fを使ったときです。99Fは14gしかありません。ちょっと軽いし空気抵抗悪そうな底が真っ平らなボディだし「飛ばねぇだろ…」と思ってキャストしてみてビツクリ!!

飛びます!

また重さの異なる99Sの方が良く飛ぶのではないかと思いますが、それほど飛距離に違いは感じていません。

若干は重い99Sや99SPの方が伸びているのかもしれませんが、感覚的にあまり感じられるほどの差はないです。

 

レンジ(潜航深度)

潜航レンジ|サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
3つあるタイプのシマノからの公表されている潜航レンジは以下の通りです。

F=30~80cm
SとSP=80cm~1.3m

これはメーカーの公表値であって実際ポイントの水流や風でラインの流される状況などでも変わってきますすし、

サイレントアサシンはシンキングタイプの99Sであっても沈下速度がゆっくりなのでたとえシンキングの99Sでも扱いやすいと思います。

そのため先にもお伝えしましたが水面が波打っててるような場所や水流の速い場所でもフローティングの99Fではレンジコントロールとアクションが微妙な状況下でもレンジを気にすることなく使えます。

 

アクションとスイムフォーム

アクション|サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
アクションは基本的に3つのタイプともウォブンロールです。

フローティングの99Fだとスローリトリーブでローリングアクションになり、

サスペンドタイプの99SPだとピッチの狭いウォブンロールになってぶるぶると手元に伝わってくるほど強アピールになります。

99Fは潜航するときの角度は10度とほぼ水平姿勢で泳ぎ、シンキングの99Sだと15度になりやや前傾姿勢になります。99SPはその間の13度と(メーカー公表値)となっていて上から見ただけでは99Fと変わらない角度で泳いできます。 

 

【余談】箱が小さいw

サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
ほんと、これは単に余談ですが99F買って、そのあとにシンキングとサスペンドを買ってはじめて気づいたのですが、

99Sと99SPだと箱が小さくてリップが少し箱から飛び出した状態で蓋が閉まりきっていません…www

これフラッシュブーストではないノーマルタイプの99Sもよく見たら箱はこうなってました。

これは最初に出たフローティングタイプに合わせて箱が作られ、後発のリップの大きさの違うSとSPは入らなくなったぽいです。

まぁどっちでもいいですけど大手のシマノさんでもこういうことあるんだなあーと。

カラーとスケールブースト

分けて揃えるならスケールブーストのパターンも注意して

カラーとスケールブースト|サイレントアサシン99フラッシュブーストインプレ
左がパターンAと真ん中はN。鱗パターンが異なるのがわかる

カラーは好みでアピール系とナチュラル系で揃えればいいと思いますが、それにプラスして選べる鱗模様のパターンがあります。それがスケールブーストです。

サイレントアサシンに標準装備されているスケールブースト(狂鱗)にはナチュラル系のNとアピール系のAと透けるT(クリアイワシのみ)の

異なるパターンが3つ用意されていてそれぞれカラーによってパターンが違います。

ですから浮力によってタイプ分けするのとはまた別にカラーを分けて持って色のローテーションもできるように揃えておくことも可能ですが

サイレントアサシンフラッシュブーストの場合は、この鱗模様のパターンの違いによっても選ぶことができます。

まとめ

シーバスのミノーではド定番であるサイレントアサシンにさらにフラッシングのアピールを追加したフラッシュブーストは可能性がさらに高まります。

元々がほぼほぼ大概のベイトに対応できる99mmという扱いやすいサイズ感と、そのサイズを感じさせない抜群の飛距離、

シーバスが好むアクションはシチュエーションを選ばずオールシーズン使えるミノーです。

そこにフラッシュブーストが加わったことで釣り方にも変化を加えられますし、これまでのドリフトやデッドスローの時にも反射板の微細な光でアピールできるためアピール効果は各段にアップしています。

まだ一度も使ったことのない初心者シーバスアングラーの方は特に、とにかくとりあえず一度は使ってみる価値のあるミノーです。

1つはタックルボックスにストックしておいたほうがいいルアーです。