冬の味覚ズワイガニ漁が各地で解禁、ズワイの種類や名産地から贈答用のお取り寄せ情報

冬の味覚として珍重されるズワイガニ漁が11月6日~全国でスタートしました。いま海外でも引き合いが多く輸入もされているズワイガニの漁が解禁になったことでニュースでも大きく取り上げられています。

漁の期間や同じズワイガニの種類でも数種ある品種や名だたる産地の特徴などをお伝えします。




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冬に出回るズワイガニの種類

画像:神戸新聞NEXT

ズワイガニといってもこの時期に出回るカニの種類はいくつかあります。一般的に最高級とされる越前ガニや加能ガニなどの大きな甲羅を持ったズワイガニはオスで、脚も細くて小さいが味が濃厚でお腹に内子と呼ばれる(卵巣)を持つメスのズワイを「セイコガニ」と呼ばれ私たちの消費者にも出回っています。

また一段脱皮したオスのズワイを水ガニ(またはずぼがに)と呼ばれ普通のズワイガニよりも価格の安くなる傾向にあります。

ズワイガニの漁期

ズワイガニ漁は来年3月20日まで行われます。

最初にご説明した内子を持ったセイコガニは卵巣を持つメスであることから資源確保の為に漁が解禁した11月6日から年末の12月31日までとなっています。

水ガニ(ずぼがに)においては、さらに漁期が短く年明け2月19日から3月20日までと限られています。

1尾30万円!黄金ガニが捕れたこともある兵庫県

西へ行って山陰地方でも捕れるズワイガニは松葉ガニと近隣では呼ばれ親しまれています。富山県やより西側の日本海でズワイガニ漁を行っている兵庫県の豊岡市の津居山港や鳥取県の境港なども西の産地としては有名どころです。

またこの兵庫県では2019年には、数万匹に1匹と言われるたいへん希少な黄色く輝くまっさらにキレイな見た目をした「黄金ガニ」が1匹30万円もの値段で落札されています。

皇室にも献上される福井県の越前ガニ

食べたことはなくとも聞いたことはある人も多くいるだろう福井県の越前ガニ。歴史をたどると古くは室町時代の1511年に公家の三条西実隆公の日記に【越前蟹】と記されておりこの頃からすでに越前ガニブランドは認知されていたと考えられています。

越前ガニはほかのズワイガニと比べて漁獲量が少なくもっぱら県内の福井県内のホテルや旅館で消費され、県外に出荷されるのは料亭・高級日本料理店や贈答品としてなどごくわずかで一部の限られた人にしか口にできない貴重なカニです。

地元ですけど、死ぬまでに一度だけでもいいから、越前がにを買って食べたいですね。これだけは、生涯で一度は食べてみたい世界の至宝。福井に行ってまでは・・・なんていう人にも食べるチャンスはあります!

贈答品として販売されている茹でた冷蔵便であれば自宅でいつでも味わうことも可能です↓

県外の自分たちが美味しく食べるには

もちろんこの時期といえば温泉のシーズンでもあり、福井県の温泉旅館ではカニツアーなどがよく企画されますが、価格が安いほど肝心のカニ料理はズワイガニではないこともあるので注意が必要。

地元の人間は基本セイコガニ(メスのズワイ)ばかりです。足折れ(1本足りないなど)だけで半額になったりするから、そういうのならオスの方も買うことはありますけど。ちなみに注意点として、「福井で食べるカニツアー」
など福井の旅館でカニを食べれる企画があったりしますが、そこで出されるカニは越前カニとは限りません。
「福井で食べる(ロシア産の)カニツアー」ということも格安ツアーならあったりします。
ちゃんと越前カニかどうかはあらかじめ下調べしておく方がいいですよ。

SNSの声=====
果たして東京圏になるでしょうか?北陸は富山県は東京へ向かう方が多くて、福井県は関西圏へ。特に神戸と福井とは繊維繋がりで、どちらも天災があった時は見舞金が他とは一桁違います。また関西の奥座敷と言われる加賀の温泉郷など、他の温泉とはおもてなしや施設が段違いに違います。首都圏の方も来られると北陸地方の豊かさに目を見張るでしょう。一人当たりだと圧倒的です。昔から一向宗の教えが浸透していて、よく働きよく貯めよく信仰するので!

望洋楼、泊まってみたいけど、庶民には高過ぎる…黄色いタグ、越前竹工芸に、したら?越前カニは、特別ですから。

独身の頃は毎年解禁と同時に買いに行ってましたねでも最近はどんどん小さくなってる様な…ちなみに味は一言で言うと「上品な味」です人によってはカネテツの“ほぼカニ”の方が美味いと感じるかもしかし味噌はクリーミーで臭みも全く無くメチャ美味です