YGK、XブレイドのPEはここが凄い!身近で高品質なメイドインジャパンのラインのすべて

YGKのXブレイド、PEラインについてお伝えします。

ルアーフィッシングはじめたばかりの10数年前からずっと愛用している筆者の経験を基に

YGKのXブレイド、PEラインのどこが?何が凄いのかを

社内の品質管理や技術、製法にも触れながら詳しく解説します。

この記事を書いた人

YGKのPEラインはここが違う!

 

独自の編み込み工法

画像:ABOUT US | XBRAID

まさにこれぞジャパンメイド!を具現化する丁寧な日本のものづくり
PEラインはご存じの通り数本の原糸を”撚って”、”編み込んで”つくられていくものです。編み込まれる本数で4本撚り、8本撚りと呼ばれるようになります。

この糸を編み込む作業は製紐機(せいちゅうき)という特殊な機械で編み込んでいきます。

他社とは異なるのは「WX工法」と呼ばれるYGK独自の特殊な編み込み技術によります。

通常であれば同じ方向に撚っていくほうが早く生産効率も上がりますがその分絡みやすくほつれやすくなってしまいます。

WX工法は例えば8本撚りでも4本ずつを右回り、左回りと逆回転で撚っていくことで真っ直ぐで絡みにくいラインが完成されるわけです。

実にこの製法で行うことで100mを編み込むために丸一日の時間を要するのです!

これがYGKのPEラインは”世界No.1品質 ”と言われる所以です。

 

工法だけでない徹底した品質管理

また同社の研究開発部は「適正な撚りの回数はどのくらいか」であったり、「どのくらいのテンション(張力)をかけながら加工すればいいのか」などについても

研究を重ね品質管理のために日々たゆまない努力が続けられているからこその継続的な信頼を勝ち得ているのでしょう。

 

機械までも自社開発

単に素材メーカーから仕入れた糸を加工し製造販売しているだけではありません。

独自の製法には特殊な機械が必要ですが買うと数億円もする製造機械を自社の工法にあわせて機械までをも自社でつくってしまうエンジニアリング部門も有しています。

これって凄くないですか!

先程の研究開発部との連携も取りやすくなっているため新しい技術の取り入れや細かな微調整も自社内で行えることを意味しています。

またこのことで生産コストも抑えられていると考えられ”高品質なのに入手しやすい価格 ”に反映されています。

 

日本の基準に準拠

YGKのXブレイドPEラインは(社)日本釣用品工業会釣糸部会の制定している【PE糸の太さ標準規格】に準じて製造されています。

ラインの号数と強度を表す数値をメーカー隔てて検討する際にそもそもメーカーごとに計測している基準が違うのでわかりずらいと感じた経験ありませんか?

基準に準拠しているのであれば太さによる強度の違いひとつとっても信頼度がまったく違います。

筆者のおすすめな理由

先程と同じような内容になりますがYGKのXブレイドのPEラインは日本釣用品工業会釣糸部会の基準に準じて太さが決められているため

カタログ表記の太さごとの強度も一定であり他社メーカーのラインと比べて同じ太さでも直線強度は高くなっています。

ですから同じ強度を求めるのであればラインセレクトの際に一段階細いラインを選択できることになります。

強度を保ったまま細くすることでこれまで飛距離が伸びやすくなったり、これまで釣れなかった魚が反応するなどメリットが得られることもあるので筆者は

釣り方や魚種によってYGKのラインを率先して使っています。

…ただしラインは細くすればいいというものではなく細いラインほど(特にPEは)風や水流が強い場所ではライントラブルも増え、扱い難いくなってしまうこともあるので

自分の技量と照らし合わせて選んでください。

XブレイドおすすめPEライン

YGKのXブレイドにはたくさんの種類がありすべてをご紹介はしきれないので

数多くあるラインナップからおすすめを4つだけ厳選してお伝えします。

YGK Xブレイド アップグレード X8

もう説明不要なくらい人気のあるPEラインの代名詞的存在のアップグレード X8。どこの釣り具に行っても置いてあるほど人気があります。

他のメーカーと同じ強度で太さ(号数)が同じでも細くしなやか!

PEライン初心者が迷った場合はまずこれからがおすすめです。なぜなら他のメーカーのものよりしなやかなためアップグレードでPEラインに慣れておけば他のものに乗り換えてもライントラブル起こし難いからです。

YGK Xブレイド スーパージグマン X8

大人気ジギング用PEライン。アップグレードと並ぶYGKの看板商品のひとつでしょう。

ショア、オフショア問わず最近流行しているライトジギング、ブレードジギングにうってつけ!

YGK Xブレイド シンジ X9

上記の二つよりは少し高めのお値段設定。

「高いからって強度がいい分けではない」とか「これ1つ買うならアップグレード3つ買った方が得」とか言う人もいらっしゃいますが

そもそもコンセプトが違います!

シンジ X9は水キレの良さと、纏わりつくようなモワンッとした繊細なアタリまで感知できる感度です。

軽いアタリも逃さないための秋イカエギングや、アミやバチの冬~初春にかけてのシーバスのマイクロベイトパターンなどに有効。どちらかというと上級者向き。

YGK Xブレイド ジグマンウルトラ X8

すでにデビューから15年が経過しても今尚オフショアジガーに圧倒的な信頼を得ているジグマンウルトラが待望のフルモデルチェンジ!

求めたのは耐衝撃強靭強度のナンバーワン☆彡

WX工法に加え進技術GPD施工によりさらにパワーアップ

やはり日本の技術は信頼度世界一

今回YGKのXブレイドラインの凄さをお伝えしようと思ったのは社内の体制や研究開発に携わる方々の思いに触れたことがきっかけでした。

長く愛用してきたPEですので製品自体の信頼度は自分たちの実釣をもって体現していましたので何一つ疑いはありませんでしたが、

今回あることをきっかけにYGKの内部のことまで知ることができ製品の信頼度に対する自分の中の自信が確信へと変わりました。

使い手のこと第一に考え品質アップを常に考えていく日本の持つコツコツと積み上げていくものづくりの原点に触れた感覚を覚えたので

YGKのPEラインだけに的を絞たったおすすめ記事を書きたくなって書いてみました。

なぜ強度があるのか?なぜ信頼度が高いのかなど深堀りすることで