真冬の釣りで注意したい「落水」生命維持の限界は水温17度

冬は12月といってもまだまだはじまったばかり。これからどんどん寒くなっていきますが、極寒期でも釣りを楽しみたいというという人が多くいることも事実。

冬の釣りでもっとも危険なのは「落水」です。冷たい水の中で体温を奪われると生命の危険も出てくるほど。

長岡技術科学大学博士が行った「水難時着衣泳の救命効果の工学的検証」の結果から読みとく落水がどのくらい危険なのかを予防策と、もし落ちた場合の対策について触れてみました。




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生命維持には水温17度。約10分が限界

画像:Pixabay

自分は過去に真冬のバス釣り釣行の際に、すぐそばでワカサギ釣りをしている人が居るような冷たい湖でエレキの上から落水したことがありまして…。そのときはすぐにエレキの上に上がりましたが全身ズブ濡れ。

湖でありすぐに丘にあがれたので良かったですが、気温も当然低く怖い思いをした経験があります。

あのまま水の中にいたらどうなっていたか?

人が耐えられる水温は17度までと言われており、低体温症によって急激に体温が低くなってくると、身体の震えが止まらず呼吸困難に陥るそうです。

そうなって耐えていられる限界は、約600秒(10分)だそうです。

水温17度以下に落水すると人はどうなる?

急激に体温が下がる
身震いが止まらなくなる
呼吸が制御できなくなり荒くなる

ちょっと考えただけでもゾッとします。

ちなみに海水温は、冬の西日本側では17度以上。東日本では17度を下回ることがあるそうです。

予防と対策

もちろん落水しないよう気を付けていればそれに越したことはないのですが、そういった事故は突然やってきます。

釣りするときはフローティングベストやライフジャケットを着るのはもちろんのこと。

ライフジャケットをきるとごわつくので嫌がられる薄着で釣行する夏の釣りと違い、着ているだけでも防寒にもなるタイプもあります。

冬場は防寒のことも考えて、圧手のダウンジャケットタイプが自分のおすすめです↓
下にウインドブレーカーやカッパを着た上からアウターとして着れます。
BLUESTORM ブルーストーム 防寒ライフジャケット

救助する側も注意が必要

救助する側も危険であることも覚えておかなければいけません。救助しようとむやすみ水の中に飛び込むのはとてもキケン!

もし飛び込んで助けようとするのなら、まずは消防や警察にすぐに連絡。10分以内になるよう時間を図るなども必要。

また助けようにも手がかじかんでしまったら、渡されたロープさえ掴むことが出来なくなってしまいます。救助した後ではしごを上るにも手がかじかんでしまうと救助者自身も思うように上がれなくなり二次災害につながってしまいます

冬の釣りには必ず防水、防寒グローブも忘れないようにしましょう。
米国グレーシア・グローブ社 完全防水 ハイグリップグローブ


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