近年需要が高まっているライトジギングなどで多く使用されるブレードフックのついたジグ。
はじめからフックは別売りのジグもあるなど、付いていても交換用に揃えておきたい単品のブレードフックのおすすめから詳細についてご紹介します。
また既存のルアーを簡単にスピンテールにする方法も実践にて解説します。
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
ブレードの役割
ルアーのテールに着いたブレードは金属でできた少しだけ球面上の盛り上がったカップ形状の羽のようなものがフォール中やリトリーブした時に水を受けて回転(スピン)することでヒラヒラとバイブレーションしフラッシングすることでキラキラ輝きを放ちターゲットの魚に強烈にアピールし、対象魚にスイッチを入れる役割があります。
この球面上のカップが彫りの深さによって、浅い場合はバイブレーションが弱くなりフラッシング効果が強調されます。
またこのカップ形状が深い場合は水受けが良くなるのでバイブレーションが強調されフラッシング率が低くなります。
フックとついになっているものをブレードフックと呼び、それらはメンテナンスするためにはフックの刺さり具合やブレードの錆などが目立った時には交換が必要になります。
ブレードの種類
ブレードにはいくつか種類があり、ここでは主な3種類をご紹介します。
ウィローリーフブレード
もっとも一般的でよく見るソルト用のスピンテールジグについているものです。形は鳥の羽のような細長い形状をしており、ややバイブレーションは弱いものの反射面が大きくフラッシングが強くなる傾向にあります。
光と影。シルエットに反応するシーバスに効果が期待できます。
コロラドブレード
形状はいちじく!?栗wのような形をしているもので反射面が小さくなるのでフラッシングは弱くが、バイブレーションが強くなります。
春のシーバスやライトジギングなどベイトが小さくルアー全体のシルエットを小さくしたい場合や、最近では青物ライトジギングに多用されるようになってきました。
インディアナブレード
ウィローリーフとコロラドタイプのちょうど中間のティアドロップ型の形状をしているのがインディアナブレード。
バイブレーションとフラッシング効果もほぼ中間。あまり一般的には見かけなくなり数も少ないですが、ブレードから拘ってルアーのカスタマイズするアングラーが選ばれている種類です。
おすすめブレードフック
こちらでおすすめのブレードフックをご紹介します。製品によってはコロラドやインディアナなどブレード形状の違いによってバリエーションが豊富にラインナップされているものもあります。
ターゲットの魚種や釣り方で選んでもらえるようにセレクトしてみました。
青物メタルジグなどにおすすめブレードフック
パームス ハイアピールブレードチューン Bチューン
歯が鋭く強靭な顎を持つサワラやタチウオなどは太軸のシングルフックが良く、オフショアのライトジギングにおすすめ
カツイチ デコイ ブレードトレブル
ライトジギングでサワラを狙いはじめたころ、自分の数々の釣果を叩き出した信頼度は折り紙付き!
こればかりを使用していたことがあったほどアピール力とトレブルフックによる掛けやすさは抜群です。
マグバイト ブレードアシスト インディアナ
ウィローリーフとコロラドタイプがあるシングルフックタイプ。比較的安価で値段が他と比べて入手しやすくコスパが高い!!
なんといっても、ブレードタイプが3種用意されており他のメーカーのブレードフックにはあまりみられない「インディアナ」タイプがあることが特徴。こだわり派に!同社のイワシジグのスペア用にも最適です。
コーモラン アクアウェーブ メタルマジック シングルフック
最近ショアもオフショアもライトジギングでイチオシ☆彡のブレードフックはこちら。完全青物対応と言うべき太軸で、バラシを軽減するシングルフックが絶妙なバランス。
シャウト(Shout!) ブレードジギングスペアフック
サワラゲームではもはや定番になっているジギング用のジグのリアに取り付けるコロラドタイプのブレードフック。青物はもちろん真鯛やアコウなどの根魚にも利く!サイズはS~Lの3種類と、シルバーとゴールドが用意されています。
メジャークラフト 簡単ブレードフック
他と同じゴールドとシルバーに加えて、ノーマル(ウィローリーフブレード)タイプと、スロー(コロラドブレード)タイプがある。
ブリーデン ブレードチューン
ブリーデンのダブルフックがついているブレードフック。コロラドとインディアナとタイプがあります。
フックの剛性感的にいうとアジやサバなど小型青物向き。サゴシやハマチ(イナダ)クラスは少し不安…。
堤防からのSLJに!
おすすめスペア用ブレードフック
ここからは既存のはじめからメタルジグなどに装着されている取り替え用ブレードフックです。
メガバス マキッパ ブレードフック
いまや一世風靡した感のあるマキッパの交換用ブレードフックです。
ジャクソン メタルエフェクト ブレードフックセット
ジャクソンメタルエフェクトシリーズのジグのリアに取り付けられるウィローリーフ型ブレードの太軸シングルフックです。
シーバスやヒラメなどのミノーやバイブレーションにおすすめブレードフック
デュエル ブレードフック
ソルト用の大型ブレードとして定番。シーバスやヒラメに。
コアマン ブースターシステム
認知度ナンバーワンのスピンテールジグの交換用トレブルフック。フックとブレードの接続が強固でそこが破断することは皆無。…ただブレードに対してフックが小さく青物などには不向き。60センチを超えるシーバスでも走られたらフックが曲がってしまうこともありました。
デュオ ブレードフックトレブル
デュオのブレードフックのトレブルフックタイプ。フラッシングのやや弱いウィローリーフブレードでも表面に細工を入れることでよりフラッシング効果を生み出します。
既存ルアーをスピンテールにする方法
もともとはスピンテールではないルアーをスピンテールにする方法をふたつ。実際に自分がやってみたことのあるものをご紹介します。
リアフックにブレードを固定する
写真はコアマンのパワーブレードで、交換用のブレードフックももちろんあるのですが、どうしても安く収めたくて既存のトレブルフックで何かできないものかと見つけたのがこれマスクドスピン
通常のトレブルフックをスプリットリングでリアのアイに固定して、固定したそのフック自体に這わせる形で装着できるブレードです。装着は1分もかかりません。ホント簡単にできてしまいます。
自分のように出費を抑えたいとか、手元に新品トレブルフックがある場合それを流用したいとかいう場合にはうってつけのアイテムです!
オーナー マスクドスピン
ブレードフックをつける
既存のルアーをスピンテールにする場合の二つ目は、リアフックをあとで紹介するおすすめブレードとフックが一緒になった「ブレードフック」に交換することでできます。
ライトジギングなどで中型~大型青物などがメインターゲットの場合は市販の太軸のフックがセットになったこのようなブレードフックに交換する方が強度や剛性面で安心して釣りができるでしょう。このあたりについては下記の別の章で詳しく解説しています。ご興味ある方は合わせてご覧ください↓