アメリカでフカヒレ販売禁止も真逆に増えたサメの闇取引

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出典:THE NEW YORK TIMES

映画ブループラネットDEEPBLUEだったか?はっきりとどの映画であったか記憶にないが世界の海洋生物の映画のワンシーンでサメが乱獲され、尾びれ背びれ胸びれ、ひれの部分だけ切り取られて海へ捨てられるサメ。

もちろん海に沈められるだけでひれが無いので泳ぐこともできずにそのまま死んでいくシーン。とにかく衝撃的であったのをはっきりと覚えている。
漁をして身までウリに出されたり加工されたり資源を無駄にしない漁獲の仕方ならまだしも高値で売れるひれだけを取って後は捨てる…。こんなことが続いている。

世界のサメ、エイ、ギンザメの4分の1以上の種が絶滅の危機に瀕している。2012年の研究では、全米のレストランのフカヒレスープから、8種のサメのDNAが検出された。その中には、絶滅危惧種のアカシュモクザメのほか、危急種のアオザメやアブラツノザメも含まれていた。
出典:ナショナルジオグラフィック

アメリカではカリフォルニアをはじめとする12の州では、フカヒレの販売も現在は禁止されているが、この表向きで禁止されているために闇取引があとを絶たない。サメを捕獲してヒレだけ切り取る国々から、米国人がフカヒレを買っている可能性が指摘されていてサメの乱獲を守ってやるところまではいきついていないのが現状のようです。