地下にすむ奇妙な「生きた化石」ゴラムスネークヘッドインド南部

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インド内部の地下水に棲む雷魚の近縁種であった魚が新しい科目の分類にくわわることとなりました。
新しい科の通称はドラゴンスネークヘッド。大きくヒレを立て長い体を立てて泳ぐ姿はまるでドラゴンそのもの。

近縁種である雷魚のグループから1億年以上も前に枝分かれしたと見られています。


出典:ナショナルジオグラフィック日本版




これらの科目に属される魚類は、いまのところ2種のみでそのうちのひとつが写真のゴラムスネークヘッド。

地下の奥深くの水の中に生息していることから、大ヒット映画ロードオブザリングに登場する地下で食らすキャラクターの「ゴラム」に例えられ命名されました。

動きは背中のヒレを波立たせ、風にゆらぐヴェールのように動かす動作はウナギが水中を前後に移動する姿に酷似しています。

地下水の中で暮らしており、ほとんど人目につくことはない。
あるとすれば、大雨や大規模な洪水で地価の水が地上に溢れ出したときに稀にみるていどだそうです。