ダイワのモバイルパックを買っちゃいましたのでサクッとインプレしたいと思います。
とにかく携帯性重視で選ぶこの手のロッドですが以前使っていたクロスビートの印象が根強く残っていたので、迷っていました。
購入に至るまで1年ほどかかってしまいましたが想像を上回るほどの性能の良さだったので早速モバイルパックのインプレをしたいと思います。
いま購入をご検討の方の後押しになれば嬉しいです!
記事内画像:Il Pescaria
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
悩み抜いてポチった経緯
ずっと欲しいと思いながらも通販でカートに入れたり出したりを繰り返し、いざ!と思ってカートに入れたまま「購入する」ボタンが押せず、
そのまま悩んだあげく、意を決して押したら売り切れになってしまってたりwww…。
悩んだのが自分はパックロッド(ラテオモバイル)も持っているので、
単純にこういった携帯性の高いロッドが2本もいるのか?といった疑問がずっと頭のなかぐるぐるしてました。
けど違ってました。
結論から先にいうと買ってよかったです。
以下につづく↓
モバイルパックはこんな人におすすめ!
パックロッドと振り出しロッドはちょっと用途が違います。
どちらもあれば釣りの幅が広がるというかちょっとした隙間時間が生かせます
向いてる使い方は…
┗車のトランクに入れっぱor会社に置きっぱ
●何かの用事ついでにバックに忍ばせサクッと釣行
●自転車釣行
あとでも説明いたしますが自分が買った766TMLにしたのには訳があります。
自分がほかにも所有しているラテオモバイルの9フィートロッドはバイクや自転車での釣行にいいのではないかと思い、
シーバス用に購入し使っています。
釣りするんだとわかってるときにはやはり4ピースとか6ピースとかのマルチピースロッドのほうがパワーとか剛性とか安心感がありますから、そっちでいいと思っています。
モバイルパックのような振り出し式は、
釣りすることが決まってないとき、「今行きたい!」というときのために準備しておく釣りしたい病の常備薬みたいなものでw
また、かさ張る荷物は持っていけない旅行とか、
ちょっとした用事で水辺に行くのだけど釣りしたいな…。と思ったときに大げさなタックルはそもそもの仕事とか本来の用事の邪魔になるし、行けなかったときにただの荷物にもなります。
だけど、振り出しタイプだとカバンの中に納まるサイズ感がよくて、
ほんのちょっとした隙間時間でも行こう!ってなりませんか?自分はなりました。
特にほかのロッドと比べて釣行回数=使う頻度は少なくてもいんです!
頻度が少ないから…宝の持ち腐れになってしまうから…。自分はこの点で悩んでましたけどそうじゃないです!
頻度は少なくてもこれじゃないと行けない釣行場面て必ずあります!!
ダイワ 22モバイルパックのラインナップ
ラインナップは6.4フィートから9.6フィートのスピニングタイプが7種類と
6.6フィートと7.6フィートのベイトロッド2種の合わせて9種類が揃えらえています。
目的や用途に合わせて選んで頂ければと思います。
ダイワのモバイルパックとクロスビートの違いは
ざっくりいうと↓
●クロスビート=限りなく携帯性を優先。それゆえ剛性、キャストフィール、ルアーの操作性が劣る。
自分は大昔…約10年前の若かりしころwwwまだモバイルパックなんぞなかったとき
旧クロスビートを使っていた時期があります。7フィート台の当初の今とは異なるシルバー調のやつでした。
その頃ちょっとだけやってたメバリング用だったかと思います。
さすがに写真が残っていなかったので画像は割愛しますw
自分のどちらも使ってみた(古いけど)の感じた違いは、まずは剛性感です。
実はクロスビートのほうはメバル釣りのときに掛かったチヌ(クロダイ)があげれなかったことがあり
地面にティップ触れただけですぐに折れてしまい一度は直しましたが捨てました。軽いし携帯性は良かったですが、モロく感じていましたし、実釣性能の点で不満でした。
それに比べモバイルパックはフォアグリップからグリップエンドまでの長さが長く(太く)て剛性感がまるで違います。
携帯性だけ重視するならばクロスビート。
実釣性能を損なわず、できる限りコンパクトにならモバイルパックです☆彡
ダイワ 22モバイルパック 766TMLのインプレ
選んだ766TMLとこれにした理由
シーバスメインでやってるので最初は866を買おうと思っていました。
ほんと最後の最後まで迷いましたが最後にいきついたのが766TMLでした。
自分はバイク釣行、自転車釣行の場合は6ピースのパックロッドのほうがいいと思っています。
たとえ電車釣行でもちゃんと釣りに行く予定が明確にある場合は、マルチピースのパックロッドを最初から持っていけばいいいので、そこまで携帯性は望んでいません。シーバスやショアジギングする場合は他のを使うのでいらないのです。
時短釣行など、ちょっとしたときにサクッと行ける、
もっともっとコンパクトでリュックやカバンに収まるサイズのパックロッドが欲しかったのです。
しかも釣りガンバリます!みたいな気張らなくても気軽に持ち運べる軽快さ
がほしかったのであえて一段長さの短い766TMLにしました。
766TMLでも、キャスト可能なルアーは5~25g☆彡必要十分なのでライトシーバスやチニングくらいまでなら余裕のスペックだし
なおかつ仕舞寸法はたったの49センチ!!
以下につづく↓
コンパクトで携帯性バツグン!
フィッシンバックの下に縛り付けられる長さはもちろん、ほかの荷物と同時にリュックなどに差し込んで持ち運べる長さです。
見た目もカッコイイですね。
信頼のおける剛性感!
釣り場について、取り出したときに改めて思ったのが元グリップの頑丈な太さでした。
これなら多少の大物が掛かっても安心できます。
振り出しロッドをとは思えないほど安っぽさがなく、つくりがしっかりしているどっしりとした印象があります。
リールシートは軽くて頑丈
もう10000円台で買える振り出しロッドで、上位クラスの通常のロッドにも採用されるエアーセンサーシートが標準装備されています。
これは軽さと、リールセットしてからの安定感はもとより握りやすさにも起因しています。
ティップは硬め
タイプ的にはMLですけど、ティップは硬めです。
人によって感じ方は違うと思いますが、決して柔らかく乗せ調子ではないです。
ただガチガチの硬さというわけではなく、感度も良くてカレントの切れ目や水中のウィードに当たる感触など繊細さもあります。
キャストフィールはダイワらしいシャキッと感
まずは5~25gのルアー許容重量のちょうど中間ほどの14gのシャルダス投げてみました。
ただ単に振り出しロッドの構造上の問題でティップが硬くなっているのかと思いきや、ダイワのロッドそのままのつくりでした。
ルアーの重みが乗ればしっかり曲がり反発力で前へ押し出す高弾性は
自分が抱いていたこれまでのパックロッドの概念を覆すほどの驚きを感じました。
766TMLは21gのメタルバイブ投げても先重りなし
通常自分がシーバスでメインに使っている21gのバイブレーションは、今回の766TMLのルアー許容重量のMAX25gに迫る重さでしたが、
先重り感はまったくなく、むしろまだまだ余裕を感じるほどです。
7.6フィートの長さでこの内に秘めたパワー感は不意の大物でも余裕でしょう。
モバイルパックのインプレまとめ
携帯性に優れたモバイルパックですが、その実釣性能は通常の2ピースロッドにも負けずとも劣らず
投げる、ルアーを操作する、魚を掛ける、ファイトする。
といった釣りをする基本的な動作に対する使い心地はまったくもって従来の振り出しロッドの感覚ではなくなっています。
普通に釣りにいくのなら2ピースで。
バイクや自転車で本格的に釣りしたいのであれば3~6ピース前後のマルチピースロッド。
予定もなく訪れるちょっとした空き時間等のための常備品やよりコンパクトを求めるけど釣りもしっかりした性能が欲しい方にピッタリです!!
なくてもいいよなーとずっと迷っていたのですが、自分はなぜ今まで買わなかったのか後悔しています。
どのロッドとも併用ができない使い方と魅力があります。
以前の自分のように気になるけど迷ってる方、ぜひ手にしてみてください!
きっと、釣りに対するライトさと、釣り道具の世界観が変わります。
ダイワ 22モバイルパック 766TML・Q