ダイワのラテオモバイルのインプレです。
ラテオはダイワが誇るコスパ抜群のシーバスロッドですがさらに携行性を考慮し4本継ぎのモバイルロッドに進化したものです。
シーバスゲームだけでなくライトショアジギングなど自転車や電車釣行に便利な釣り道具の本来の釣りの性能はいかに?ラテオモバイルを実釣からインプレいたします。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
ラテオ モバイルはこんな人におすすめ
自分がこのなぜモバイルロッドが欲しくなったのかというと、ちょっと近場に自転車や原付でシーバス釣りに行きたいときとか、
そんなときに気軽にサクッと行けるロッドがほしかったのです。
テレスコタイプの振出竿じゃちょっと心許ない…。
9フィートクラスの2ピースロッドじゃ、仕舞寸法が140センチ以上になってしまうんで持ち歩くには長いんです。
持って行けないことは決してないんですけど、ハンドル切るときにあたるとか邪魔になり、
手持ちで電車釣行とかも肩に掛けると電車内の広告にダラり~んと引っ掛けたり、それくらいならまだしも入り口のドアで天井とかあるあるですw
そんなときにモバイルロッドはおすすめです。携行性にも優れある程度本格的なロッドが便利です。
また常時車の中に積んでおいて、「いま、ここで釣りたい」ってときの緊急対応にも良いと思います。
そのような使い方の場合も、ほかの積荷や乗降者の邪魔にならないコンパクトなもののほうが収納がすっきりしていいですよね。
またラテオモバイルは元々が価格を抑えた入手しやすいラテオシリーズからの派生型のため
値段もお手頃ですので、サブとしてのもう1本持っておくにはピッタリなのです。
電車移動の釣行
常時車載の緊急ロッドに
費用が抑えられる
コンパクトなサブロッドとしてもOK
ライバル機種と比較
自分が購入したのは90ML-4なんですが、それまでずっと比較検討していたロッドがありました。
それは同じプライズゾーンにいるシマノのディアルーナMBです。
それからラテオモバイルに決めたのですが、それはなぜかというと…。
先にこちらをご覧ください↓
/ | ラテオモバイル 90ML-4 |
ディアルーナMB S900ML-4 |
---|---|---|
継数(本)/仕舞(cm) | 4/73 | |
許容ルアー(g) | 7~35 | 6~28 |
自重(g) | 132 | 152 |
ガイド | KタイプSICガイド | Kガイド |
カーボン含有量(%) | 96 | 97.7 |
ほとんど同じなんですけど、結局最後の最後にラテオモバイルにしたのは少しだけラテオモバイルのほうが軽かったからです。
その差はわずかですが、釣行時の剛性とかよりも
移動の際の持ち運びとか軽量さを優先したかったので、こちらに決めました。
ラテオ モバイルの実釣インプレ
ここからは実際に購入した90ML-4を用いて
自転車に乗せて釣行したときの感想です。
仕舞
4本に分割すると長さが73センチしかなく、非常にコンパクトになり使わないとき家の中でも
緊急時の常時車の乗せるときなどでも収納力もアップし、
バイクや自転車、電車での持ち運びもかさばらず楽ちん!!
ただ後の写真でわかりますが、ペランペランのソフトケースが付属しているだけなので手持ちするしかなく
このケースの上から肩にかけれるようにロッドベルトする傾向性がプラスされていいと思います。
軽い!
モバイルロッドということで、すべて繋いだときには支点が4つあるわけで、
繋ぎ目ひとつひとつを強固にしようと思ったら重たくなるのではと思いましたがそんなことはなくむしろ軽かったです。
通常の2ピース仕様のシーバスロッドと同じだけの耐久性や剛性を維持しようと思ったら、
普通で考えると固く重たくなると想像しますが、ここはさすがダイワ!
上位機種と同じHVF+X45の高品質ブランクスにより剛性を保ちながら決して重すぎず軽く仕上がっています。
4本継ぎとは思えない柔軟さ
4本継ぎのロッドですが、ブランクスはしっかりしていて、ティップもよく入り
ガチガチに硬いとかは一切感じないです。
MLなのでそうなのかもしれませんが、ティップも柔軟で乗せ調子になっている感じ。
根掛かりしたときにグゥ~ッと曲げてみたら、
ブランクスの、真ん中あたりまでよく曲がっており、これにはちょっとびっくりしましたね。
だるんだるんに柔らかいわけでもなく、4本節だからといって硬いとかは皆無。
むしろよく曲がり気持ちよく釣りができます。
ルアーまでセットしてしまえばラテオRとほぼ同等
ぜんぶつないでリールもセットしてラインを通しルアーまで結んでしまえばもうラテオRと区別がつきません。
ブランクスの素材と同様にリールシートにも上位機種と同じエアーセンサーシートがついており、
見た目もブランジーノやラテオRの流れを受け継いだ、ゴールドのリングや立体感のあるロゴが配置されデザインも安っぽさはまるでない。
ダイワらしいシャキッとしたキャストフィール
キャストも4本になっているとはまったく感じさせない
ダイワのロッドらしい、キャスト直後のティップの収束が早い
シャキっとしたキャストフィールを感じました。
これくらいの価格で入手できて、この移動時に役立つコンパクトさとこの使い心地と2ピースロッドと遜色ない性能は
「これ買ってよかった!」と思いました。
写真スミマセン、思いのほかロッドが良すぎて釣りに集中してしまい、釣り途中の写真を撮るの忘れていたので
こんな写真しかありませんがお許しください。
携行性
携行性が悪いはずがありませんね。
通常の2本から、4本バラさないといけなくなるのでランガンの途中に
バイクで大きく移動しようと思ったら全部外して、また新しいポイントで4本とも組み替えなければいけないなど煩わしさも残りますが、
このコンパクトな持ち運びの利便性を手にいらられたのであれば何も問題を感じませせん。
コスパが高い!
2万円台前半で買えるこの価格帯で4本のマルチピースということを除けば、
HVF+X45の高品質ブランクやエアーセンサーシートなどが盛り込まれていて、
実際使った感じもラテオRそのままに傾向性をプラスされたロッドで、
非常にコストパフォーマンスが高くて、電車やバイクなどの釣行だけでなく
普段使いの2ピースロッドのサブとして持っておくにも苦にならない価格になっています。
ラテオ モバイルのラインナップ
ダイワ ラテオ モバイル 86ML-4
電車や自転車での移動スタイルに最適で、小型河川や港湾部で扱いやすい8.6ftのマルチピースロッド。
ダイワ ラテオ モバイル 90ML-4
今回筆者が購入した9フィートのML。これならウエーディングもできるし、シーバスゲームでは基本的な長さのバーサタイルロッドです。
86ではもうちょっと飛距離が足りないが、取り回しのよさも維持したいというアングラーに最適!!
ダイワ ラテオ モバイル 96M-4
筆者が購入を最後の最後まで迷ったのがこちら96M-4。長さとルアーの許容重量などからこれがベストな場所もあるのですが、自転車やバイクの機動性を重視した場合、
車では決していけない小場所に行きたくなるものなんで、そんあんとおきは9.6だと長さが邪魔になるでの辞めました。
あとの10ft以上のものと同じく、これ以上の長さのモバイルロッドはトランクスペースを邪魔したくないための常時車載用のロッドにおすすめだと思います。
ダイワ ラテオ モバイル 106M-4
サーフのシーバスおよびフラットフィッシュに!自分的にはヒラメスタンダードといった感じがします。
ダイワ ラテオ モバイル 110MH-4
ヒラスズキなどを狙い足場の高い磯を歩き回るアングラーや、まだ未開のポイントへ絶壁を降りていくような
磯の釣り座へなどこのコンパクトさは役に立つはずです。
ライトショアジギングにも適していると思います。