兵庫県加東市の特産品であるこいのぼり播州鯉や
アユ釣りの名所になっている加古川中流域の闘竜灘のアユを象って地元の社(やしろ)高校の学生らがルアーとしても使えるキーホルダーを作成しました。
おおよそ1年前の市のタウンミーティングで発表した案が実現されたのは、同市の釣りにも馴染んだ恵まれた環境もありました。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
きっかけは同市の特産品イベント
元々がこいのぼりの産地として有名で特産品となっていることで生まれた、鮎のぼり(あゆのぼり)を見たのがきっかけだったそうです。
鮎のぼり(あゆのぼり)は
アユ釣りの名所として知られる同市内を流れる闘竜灘(とうりゅうなだ)にちなんでつくられたものです。
この場所は、川底いっぱいに奇岩、怪岩が起伏し、随所で岩に阻まれた川の流れが激流や滝を自然な形で形成し変化のある場所で
観光スポットにもなっています。
全国的に見てアユ釣りの解禁がもっともはやい地域で5月1日はアユが解禁します。
5月と言えば端午の節句(子どもの日)で、こいのぼりを立てる習わしが古くから日本にはありますが、
ここ兵庫県の闘竜灘では、空に無数に挙げられた鮎のぼりの(鯉のぼりの名産地なため)の下を泳ぐアユを釣る釣り人が
この時期の風物詩となっているそうです。
この「鮎のぼり」をみた、地方創生について学んでいた社(やしろ)高等学校の生徒さんら4人が、
昨年の2月の市のタウンミーティングで案を発表し市長らに提案したことで奇跡を呼び起こします。
想像のまま終わらせなかった大人たちの努力も
兵庫県加東市は釣り針の産地としても有名。生産高は全国一
提案を受けた同市は、高校生らの思いを現実にしようと制作に着手。
兵庫県加東市は、古くから釣り針の産地としても名高かく、そこに着目し、
釣り具メーカーにも協力してもらいルアーとしても使えるようなデザインを採用し
赤系と緑系の2種類を、100個ずつ、合計200個が制作されました。
彼ら高校生のひらめきも鮎のぼり=アユ釣りの名所が同県内にあったことや、
同市が全国一の生産量を誇る釣り針の産地だったことなど周りの環境に恵まれていたことも実現された要因だと思います。
形になってはじめて知ったとのことで、高校生らには事前に知らされていなかったそうです。
高校生の提案を無駄にしないで独自に制作に向けて動き出した市の職員さんたちの思いと行動力にも頭が上がらないです。