江の島の海で漁業と釣り船を営むあるひとりの男性主導のもと藻場の再生のための活動が行われています。
10年程前にあることに気が付き一念発起した。
「ちょっとでも残して若い世代に繋げられればいいなと。まずは出来ることをやって、何とか復活させたいなという思いでやっています」
と語る代表者の思いとは。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
1日に何10トン取れていたイワシ類が…
江の島フィッシャーマンズプロジェクトの代表北村治之さんいよる、
江の島周辺の海域で異変に気付いたのは10年ほど前だといいます。
それまで毎日のように何10トン取れていたカタクチイワシとシコイワシ本当にいなくなってしまったそう。
そこから海域の調査を行うと
海藻が密集し生い茂っていなければいけない「藻場」が極端に減少していることが判明しました。
水生生物の棲み処や産卵場所となる
前述の北村治之さんは、新たな取り組みについて
「自分たちは海から恩恵を受けているのだから保全をしていくのは当たり前だと思います」と語気を強めて言います。
「できることからやっていく」ワカメの養殖を開始
そこで江の島フィッシャーマンズプロジェクトでは、まずワカメの養殖をはじめました。
ワカメの種付けや、刈り取りを地元の子供たちえお参加してもらい体験イベントを開くなど、
豊かな海を取り戻すための意識を広める活動も積極的に行われています。
一方でワカメよりも確実に魚の隠れ場となる大型の海藻「カジメ」は、
昨今の水温上昇や台風の影響を受けやすく、なかなか一度植えたものが定着しない。
藻場を蘇らせるための新たな方法を模索しながらすすめられています。