水族館の裏で15年かけて飼育調査してみたら実は新種のイソギンチャクと判明

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沖縄県の美ら海水族館で15年間飼育されていたどこにも同種のない見たことのないイソギンチャクが新発見の新種であることが判明しました。

チュラウミカワリギンチャク画像
出典: 朝日新聞デジタル

本日10日付で東京大学の研究チームが日本動物学会の電子版学会誌で発表しました。

15年もの間、変わった形とされながらも何もわからなかったのは、人目につかない水族館の裏でひっそりと飼育されていたことと何よりも、「新種」であると、どこからも発見されていないことを証明するまでに時間を要したと思われます。

新種はクローバーカワリギンチャク属に属しているが、これまでこのカテゴリには1種類しか存在していないと考えられていたが、101年ぶりに新種が発見されたことになる。

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発見されてない事を証明するのって大変そうお疲れ様です

15年もかかるものなのかな?遺伝子バンク的なものがあれば、ぐっと短縮できそうなものだけどあと、イソギンチャクって結構長生きなのね。数年程度で死んじゃうようなイメージだった

新種記載するまでに15年は普通です。似た種が海外にいれば、海外の標本もチェックしないとダメだし、あまり研究者をいじめないように。

新種と特定するまでに15年間というのも凄いが、潜水艇出して調査するっていうのも研究者の執念を感じる(この1種のためだけに調査したわけでもないだろうが)。基礎研究は時間も手間も費用もかかると実感。

「既知種と思っていたら実は新種だった」んじゃなくて、新種なのは見当がついていたが、科や属が特定なできかったため分類同定の結論が出なかったということだろ。新種記載では珍しい話じゃないよ。まあ15年と言うのは長いけど、分類って専門家が分野別に細分化されてるから、専門家がいないとそうなるなあ。

これを機に表舞台(展示)に出る事ができるのかな?1体しかいないのかな?海に行けばいっぱいいるんだろうか?種をつなぐ事はできるのかな?疑問がいっぱい。

公式にはイギリスの博物館で飼育されたイソギンチャクの70年と言うのが最長寿命みたいだが未だ解らない事が多いみたい思ってたよりも長寿で驚いた

新種と認定された事で、来場者もいつか見る事ができるのかな。当イソギンチャクとしては「花は紅 柳は緑 真面目(しんめんもく)」と生きてきたのだろうね。

未知の生物って実は一杯いるんだよね。意外と身近にも。科学者が調査しきれない、非常に似通っており遺伝子を調べて初めて別の種類だった事が分かるものも多い。なので今回の件は驚かないが、生物の多様性というのは係知れない。本当に大変な仕事だよ。ましてや生態となるともう…