生魚の身に潜むアニサキスを感電殺虫する機械開発世界初!

アジサバ、ハマチなど青物に良く寄生し、刺身など生で食べると食中毒の原因にもなるアニサキスの退治に福岡の鮮魚加工業者と熊本大学が研究を重ねて開発された新たな装置が完成。

世界的にも魚に寄生するアニサキスの問題は増え続けており、この機械は世界初となります。

画像:+rkbNEWS




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開発経緯

1日あたりおおよそ生のアジを10トン、サバを5トンをきれいにさばいて生のままのフィレにしてパック済みにして全国のスーパーなどに卸している福岡市のジャパンシーフーズは、長年アニサキスに頭を悩ませてきました。

生のまま食す目的で販売される生魚の製品は、一旦冷凍してからアニサキスを死滅させる方法しかこれまでに他に方法がなく、一旦冷凍してしまうと品質が落ちてしまうことが課題でした。

生の状態でアニサキスのリスクを軽減できないものかと何年も模索してる間に熊本大学との共同研究がはじまり今回の装置が生まれました。

アニサキス殺虫装置の概要

この装置は、捌いてフィレにした身を塩水の入った装置に入れて、マイクロ秒ほどの極めて短い時間の一瞬だけ瞬間的に大きな電力を発生させるパルスパワーを応用し、100メガワットのピーク電力を発生させてアニサキスを感電死させます。

これまでに5万匹のアジをアニサキス死滅実験を経て効果を立証してきました。

SNSのコメント=====
凍らせればある程度死ぬのだけど、-20℃×2日間で生存していた例も見つかっていてホントにやっかい。クチクラが分厚くて、多少噛んでも死なないし。これで美味しいサバやイカが食べられるのなら期待するなぁ。

焼いているとにゅーっと出てくる。いかは、矯めつ眇めつだが、サバは、困る。そこで冷凍して放っておいて調理すると、「なんだかなぁ」になる。安心して食べたいよ。期待します。

これでスーパーの鮮魚店がアニーで営業停止にならなくて済むね頑張ってください。営業停止は少し気の毒だと思う。

今までアジやサバ、イカ釣り等さんざん持ち帰ってましたが、一度もお目にかかった事がありせんごく最近に身近な者がスーパーで買った魚に入ってたのを写真で見て驚いたぐらいこの装置が広まれば臆すること無くサバやイカを刺身で食べられる

これが各漁協や市場に設置されたら日本国内でのアニサキスによる食中毒事故は激減するし、教科書の中身も変わる可能性が出て来る。薬やワクチンと同じで後は厚生省の認可が下りるかどうかが課題かな・・

この前、スーパーで天然ぶりの切り身を買い、臭み取りのために塩をかけて、その後熱湯に少し入れて取り出して、その切り身の断面から血管のようなものが出ていたので、触ってみたら動いてビックリしました。それがアニサキスとの初めての出会いでした。お箸でほじくって出してみると4本もアニサキスが出てきて、もーーーー、気持ち悪すぎてブリには申し訳ないけど捨てました。気付かずに食べていたらと思うと怖かったです。その装置には期待します。今後私のようにブリを捨てずにすみそうです。ブリさん、捨ててごめんなさい。

生食文化が根付いてる日本はこういったジャンルではホント有能。話は少し違うが、ふぐ毒の無効化やレバ刺し復活とかも出来るのであれば頑張ってほしい。魚にとっては低周波治療器くらいの電流ってことなのかなあ?
生食大好き日本人にとっては便利そうですな。

最近の冷凍技術では品質劣化はほとんど気にならなかったけど。生協なんかも冷凍が多いけどそれでマズいということはなかった。冷凍庫に長く入れっぱなしにして干し上がったりすれば別だけど。

釣りに通っています。そこで釣れた、アジ・サバ・メバル・ホゴ・マダイ・チヌ・アコウ等を刺身などで食べていますが、今まで一回もアニサキスを見たことがありません。これは、たまたまなのか、それとも生息している場所が異なるからなのか、どうなんでしょうか?