SNSで活動している北海道音更町の野中公人さん40歳が、自己記録となる59センチの大型のニジマスを十勝川水系の1級河川で釣り上げました。
ここだけ聞くと「なんだ普通」って思われる方もいると思いますが、このひとは片腕がなく右手1本でルアーフィッシングをする動画をYoutubeで配信しながら、身体のハンディを包み隠さずに釣りの楽しさを広く伝えようと活躍していらっしゃる「隻腕のアングラー」なのです。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
野中公人さんの略歴
野中さんは26歳のときに不慮の事故で左前腕を失いました。それまで大好きだった釣りも、片腕だけだはロッドを振るにも、リールを巻くにも、釣れた魚を取り込むのにも難しくなった…。
それよりも外に出れば人目が気になるようになってきてしまい次第に大好きな釣りもしなくなってしまいました。
釣りは元々釣りマニアだった父親の誘いではじめ、社会人になり釣りの趣味は拡大し河川、湖はもちろん海にまえ釣りに出掛けていたのに…、不慮の事故でそれまでの釣り人生は一変してしまいます。
釣り魂を覚醒させたきかっけ
それまで交流のあった釣り仲間に誘われて少しずつ釣りに出掛けるようになり、仲間たちと一緒に釣果写真をインスタグラムにアップするようになりました。
それから今年の春から「ワンチキ釣りだべさ」というチャンネル名でyoutubeも配信しています。
時折自然のシカの鳴き声が聞こえる緑の中の湖での釣り。爽快感がありめちゃくちゃ気持ちよさそう。
独自の釣りスタイルを確立
ロッドは振り出しやすいように7フィート前後の軽くて短めのものに替え、リールハンドルノブを球状のものに交換し、
左上腕の先端に100円ショップで購入した直径3・5センチの計量スプーンを乗せ、ハンドルの持ち手部分をスプーンに入れて押さえながら巻き上げるスタイルを思いつきました。
試行錯誤を繰り返し、周りの釣り仲間の協力の元、今の釣りスタイルを確立しました。
今後は80センチオーバーのイトウ、さらに知床でカラフトマスの大物にも挑戦したいという野中さんから目が離せません!
>SNSのコメント
片手だとファイト中にドラグの調整もできないので、大物を釣り上げるのは想像以上に難しいと思う
今、試しにやってみたけど、ルアーをキャストするにしても、指にラインを掛けてローターを起こす動作が片手じゃ無理。肘の位置にスプーンを取り付けても短いからすっげぇやりづらい…同じような境遇の人も多いだろうし、釣り用義手の開発にも取り組んで欲しい。
矢口高雄先生の漫画にも隻腕の鮎釣り師の話がありましたねハンディキャップを負っても趣味を楽しんでいる方は素晴らしいですね
頑張ってください!野中さん程ではないですが、私も2年前、磯場で大型の魚とファイト中・・・足を大怪我してしまい波に流されて死に掛けましたが、火事場の何とかで必死に岩場を這いつくばり病院に行き・・・今でもまだ社会復帰出来ず、リハビリ療養中です。近場の海釣り公園みたいな所でシーバスや黒鯛をルアーで掛けて何とか健常者の頃のように5kg以内の魚くらい瞬殺で釣り上げようとしますが・・・無理ですw五体満足といいましょうか、あぁ~パワーが欲しいと・・・しかし!力がないなら無いなりに知恵と工夫で毎日魚を釣りまくっていますw(魚釣りはいいリハビリになりますw
加賀フィッシングエリアでもこれくらいの大きさのヤツが釣れればなぁ。。。