水中に潜む「殺人アメーバ」が地球温暖化により北上中

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汚染された淡水に生息するアメーバの一種であるフォーラーネグレリアが地球温暖化の影響でこれまで気温、すいおんとともに低かった地域まで北上していることが研究からわかってきました。

最も感染症例が多い米国では毎年8件程度のペースで症例が確認されており、日本では1966年にはじめてこのアメーバによる初の症例が報告されています。


フォーラーネグレリアは、川や池、湖など、汚染された淡水で遊泳している間に、鼻から侵入して中枢神経系に達し、原発性アメーバ性髄膜脳炎を引き起こす。やがて嗅覚障害や味覚障害が現れ、さらに頭痛や嘔吐といった症状が急速に進行して、発症から3~7日以内に死に至る。
出典:

水にひそむ脳を食べるアメーバ「フォーラーネグリア」で2人が感染死アメリカ
この記事を書いた人Il Pescaria長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスター …

鼻から侵入して中枢神経系に感染し、原発性アメーバ性髄膜脳炎を引き起こす恐ろしいアメーバで、致死率が非常に高く早期に発見できたとしてもとても危険なものです。

研究からは1年間の間に、13.3キロ北上していたことが判明しました。報告された原発性アメーバ性髄膜脳炎の感染源となった場所は69件が湖や池で、14件は川、2件は屋外のレクリエーション施設だそうです。

池や川、湖であまり泳ぐことをしていない日本人にとってあまり馴染みがないので関係がないように思うけど、釣りをしているときに、とてもキレイとは言えない川や湖でウエイクボードをしている人とボートをよく見かけるが、止まったり落ちたりしながら水に何度も使っている。あの人たちこそ気をつけたほうが良さそうです。釣り人は鼻の穴が水に浸かるほど水中に顔を浸すことはないので…。