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静岡県西伊豆町では江戸時代からつづく伝統的な保存食である潮カツオが最盛期を迎えています。
潮カツオとは聞きなれないことばですが、元はカツオ節の起源だとされ地元では古くから消費されていました。西の風が強くなるこの季節になると毎年つくられます。
焼津港で水揚げされたカツオを10日間塩漬けのあと、丁寧に1本1本水で塩を洗い流し塩抜きを行い、2本分を紐で縛り竹竿に引っ掛けて屋外で3週間ほど乾燥させます。
1本が約4000円ほどで販売されます。お茶漬けにしたり、蕎麦だしとして利用するそうで、地元では縁起物とされ、お飾りとして玄関や床の間に飾る家もあるそうですが、そういった風習のない人たちにとって匂いとか虫がつきやしないかとか気になります。