ウナギの稚魚の人口安定生産に新たな光!

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国内のとある企業がニホンウナギの稚魚シラスウナギの天然の海水による人口生産に成功しました。

そこは東京に本社を構える新日本科学という企業の鹿児島県和泊町の沖永良部島事業所で、二ホンウナギの人口種苗による大量生産を目指して研究を重ねていました。


出典:みなと新聞

同社のほかの研究所ではすでに成功していましたが、大量生産事業の拠点となる沖永良部島事業所でははじめてで安定的に生産できる環境構築に目途が立ったとして、2023年までに年間稚魚1万尾の生産体制の確立を目指すそうですが・・・。

最もきびしいのはここから!

ふ化した仔魚から稚魚になるまでの生残率は1%未満。同社によると、他の魚種と比べて飼育期間が半年と長い上、仔魚は自分で積極的に餌を食べないこともあることから飼育期間中に死亡する個体が多い

>現在、ふ化した仔魚から稚魚になるまでの生残率は1%未満。
>同社によると、他の魚種と比べて飼育期間が半年と長い上、
>仔魚は自分で積極的に餌を食べないこともあることから
>飼育期間中に死亡する個体が多いという。
>大量生産に向けての当面の目標は生残率5%だ。

課題は山積み!!まだまだ先は長そう…。

=====ネットの反応
もともと自然界でそれほど生き残れないことを織り込んで今まで生き残ってきたということが不思議だうまくいくといいな成長するまで難しいとはいえ、年1万尾というのは、需要供給の関係からするとまだまだ高値なんだろうな値崩れして儲からないようではなんのための飼育かわからなくなるんだろうが、今後他の魚の漁獲高が減るとしたら人工飼育の方向に進んでいかざるをえないのだろうか

何にしてもうなぎは養殖物が殆どなので、シラスウナギをとって養殖するのも完全養殖するのも味はほとんど変わらないのだろうから、完全養殖成功したら海外を気にせずこころ行くまでうなぎ食えますな、むしろサンマの方が高級魚と化してしまいそうな気もします

技術を秘匿し、研究者が海外に連れていかれたり、その家族が人知れず人質になったりしないように重々気を付けて欲しい。

2010年に完全養殖に成功してから10年後に安定生産に目処がついた様で、誠におめでとうございます。後歩留まりを上げる作業が更に大変だと思いますが期待しております。

頑張ってください。めちゃくちゃ応援しています。こういった研究している所に助成金を多く回せるような国になることを願っています。

日本技術の粋を感じます。このまま順調に成功して、我々庶民も毎月ウナギを食べられるくらいの値段になって欲しいです。

うなぎは日本の大切な食文化。安定供給目指して頑張ってください。ひと昔前みたいに少し高級な食べ物くらいになれば良いな。

すごい、素晴らしい。人によって絶滅させてしまう運命なのかと思っていたが、それを回避することが出来そうなのが、ただただ、素晴らしい。

日本の本当に凄いところは、あらゆる所で色んな人が様々な研究チャレンジをしている事。左の方々、これが本当の国力と言うものです。

シラスウナギは1kgあたり3500-5000匹の換算ですから2023年度目標値1万匹は2-3kg程度、一方で日本の養殖に用いるシラスウナギ池入れ量は21トンです。完全養殖はシラスウナギを採捕して育てる従来の養殖に比べ費用対効果の面で遠く及ばず、今後もその差を埋めることは難しいとされています。必然的に当分の間は従来のシラスウナギを採捕して育てる養鰻が主流でしょう。天然のニホンウナギを増やす為には河川環境の改善が不可欠です。不要と思われるダム、段差工、堰、コンクリート護岸を撤去するなど、人間の生活域や経済活動を損なうことなくバランスをとって自然環境回復を図ることが必要です。人が培ってきた新しい技術をもってすれば、堰やダムがなくても川から水を引くことや治水は可能かもしれませんし、コンクリートを用いずに水辺の生き物を活かす護岸形態も現代においては可能なのではと思います。

そうそう思うように簡単にいかなから、大事な技術だとわかっていても研究がなかなか進まず、完全養殖の大量生産にまでいけない高い壁がある。まだ入り口の初期の段階で、研究はまだこれからと言えそうです。