少年が釣り上げたのは「人間みたいな歯をした魚」ピラニアの近縁種パクー米オクラホマ州

米オクラホマ州野生生物保護局がSNSにアップされた釣り魚の写真は、まるで人間のような歯をした奇妙な魚でした。

釣ったのは同州に住む11歳の少年です。このような歯をした魚に「なんて恐ろしい…」など多数のコメントが寄せられています。

いったいどのような魚なのかも含めてニュースをお届けします。




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オクラホマ州の池で釣りをしていると…


この日近くの池で釣りを楽しんでいたのは、近隣に住むチャーリー・クリントンくん(11歳)。

自分が釣りあげた魚の写真を目にしたオクラホマ州野生生物保護局が

公式Facebookに写真を投稿、またたくまに拡散され話題を呼びました。

写真をご覧いただくとおわかり頂けますが、人間ように縦に伸び、きれいに生えそろった歯が確認できます。

この様相には

Omg that’s terrifying!!

「あ~、なんて恐ろしい!」というような、驚きのコメントが多数寄せられていて、

今年の4月にはサウスカロライナ州の湖でも、パクーの釣果が報告されています。

釣られたのはパクー=ピラニアの近縁種

画像:Oklahoma Department of Wildlife|Facebook

同州の野生生物保護局によりますと、こちらの魚は「パクー」という魚でピラニアの近年種だそうです。

そこだけ聞くと、このような大きな歯を持っていることからもピラニアのように危険な魚かと思いきや、

植物や昆虫などを食べる菜食!?の魚のようで人間に危害を加えることはないそうです。

ピラニアの葉はもっと鋭く尖っているので見分けがつきます。

ピラニアは日本のサンシャイン水族館などのレストランで「姿揚げ」などにして供される魚であることはご存じですか?

このパクーも現地では食されることもあり、癖のない白身魚で、味はニジマスやティラピアに似ているそうです。

ただ…少年が釣りあげたオクラホマ州にもともと棲みついていたの固有の魚ではないらしく

もとはアマゾン川流域など南米原産のパクー。

地元の生態系に影響を及ぼしかねないとして、同局は

釣った際にはリリースしないで、水からあげてすぐに連絡してほしいと呼びかけています。