長野県木祖村で全国的にテンカラ大王として知られる石垣尚男さんがメイン講師を務める毛針作りとテンカラ釣りの講習会が行われました。
シンプルでも魚が美味しそうだと感じる毛ばり作りと、この周辺のテンカラ釣りの優先区域として指定されている木曽川支流と笹川で釣り方講習も開催されました。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
木祖村のテンカラ講習会
講習の最初の1時間は、毛ばり作りです。
テンカラの初歩的な基礎の説明が行われ、その後に毛ばりつくりを
テンカラ大王こと石垣尚男さん76歳と5名のサポーターのみなさんによって
丁寧な毛ばり講習が行われました。
石垣さんが提唱している毛ばりの作り方は釣り針に融着テープを細く伸ばしながら巻きつけていくシンプルなもので
手先が器用で上手な人は、数十分の間に5~6本作っていました。
この講習に参加される人たちはもちろん釣りマニアです。
はやく釣りがしたくてはじめからウズウズしていた人もいらしたそうです。
自分も、あまり器用ではなくこういった工作は苦手なので、
釣りに行きたくてはやる気持ちはよくわかります。
石垣尚男さん人物像
石垣尚男さんはテンカラ釣り講習会を毎年無償で行っています。
またこれまでご本人が自作した毛ばりと毛ばりケースなどの収入のほか、ご自身が働いて稼いだ2300万円あまりの
水洗トイレ設備や高齢者の足腰を鍛える器具クイックステップトレーナーなどを寄付し
豊田市から表彰を受け、
さらには国から紺綬褒章の授与されるなど釣りのテクニックもさることながら
かなりの人格者であることが伺えます。
年齢を重ねるごとに多くの賛同者が得られる。自然と協力者が現われる…。
この方のような人物像は釣りだけでなく、
高齢化社会の現代の日本で今後の生き方について見習うものが多いと感じました。