マジャク(アナジャコ)名産地で筆を使った釣り大会!熊本荒尾干潟で4年ぶりに開催

マジャコの産地として名高い熊本県から有明海に面した中央部東側にある荒尾干潟で実に4年ぶりにマジャコ釣り大会が行われました。

マジャコとはちほうによってはアナジャコ、アマジャコと呼ばれることもあるもので食されますが、ほかに釣りエサにもなる釣り人にはちょっと名の知れた食材です。

釣り大会が開催された当日は、県内外からおよそ200人参加しました。




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マジャコ(アナジャコ)とは

画像:熊本新鮮屋

マジャクとはあさりの貝堀りができるような干潟の泥の中に生息している、体長が10センチほどになるもので

正式な名称は「アナジャコ」。地方によってはアマジャコと呼ぶ地域もあります。

名前にシャコとついているため、シャコの仲間に思われていますが、ヤドカリの仲間です。

茹でたり揚げたりして食べ、唐揚げなどとして食べると頭から丸ごと食べられます。

あまり産地以外では売られることのない食材ですが産直通販で購入することができます。

マジャク唐揚げ
画像:博多日本酒吟醸香

 

マジャク!冷凍! 産地直送

また食材として珍重されているほかに、

4,5センチほどのサイズの小さいものは

釣りエサとして使用することもあります。

このアナジャコでチヌ(クロダイ)やウナギが釣れます

釣り餌として知られている中でアナジャコに似ている「ボケ」という餌がありますが、あれはアマジャコではなくニホンスナモグリという別の生きものです。

河口や干潟のできる場所では泥を掘れば、釣り餌になるサイズはよくいます。

スミス アマジャコ ハイフロート
こちらはチニング(チヌ、クロダイルアー釣り)では昔から定番のアマジャコ型ワーム

マジャコ釣りの釣り方

マジャコ釣り大会
画像:

熊本県の荒尾干潟のマジャコ釣り大会で行われた際のマジャコの釣り方は

書道で使われる筆を利用して、マジャコがいる巣穴にそ~ッと筆をいれていき

嫌がって出てきたマジャコを引っ張りあげて捕まえる。

ドスンと筆を落としてしまうとダメ!

ジワ~、ジワ~ッッと少しずつ差し込んでいき、つかんだ感触があったら

ゆ~っくりと少しずつ筆をあげていき、爪の場所を確認、爪のある場所を握って一気に引きあげると説明してくれたのは、

この日参加者のみなさんに釣り方をレクチャーしてくれた荒尾漁協の組合員さんたち。

ですが・・・この釣り方なかなかむずかしいのです(汗)

何度かやってコツをつかむまでは、そう簡単に釣れそうにないです。