アユの「トントン釣り」!高低差8mの滝つぼでアユを釣る伝統釣法 和歌山県古座川

高低差8mもある滝つぼでするアユ釣り(トントン釣り)が有名な和歌山県の古座川の支流「滝の拝」で解禁になりました。

目を奪われる絶景の中で釣る全国的に見ても珍しい伝統的な釣り方でアユを釣るこの土地の非常に興味深い釣り方についてお伝えしようと思います。




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場所は和歌山県古座川【滝の拝】

画像:KYODO

和歌山県東牟婁郡古座川町の古座川の支流である小川の奥に広がる場所に滝の拝はあります。

源流から200m以上にもおよぶ一枚岩の岩床の上に中央に流れる滝でがあり、

この滝を下りてくるアユがこの滝つぼに密集することからシーズンになると連日釣り人で賑わいます。

高低差が高いところで8mもあるような場所からアユを狙う伝統的な釣り方があります。

また滝の拝は激しい水流によって流されてきた石がくぼみに入り込み、水流を受けて回転しながら岩を削ってできたとれれる

無数の岩穴(ポットホール)といわれれるものがここの名物になっています。

アユ以外にも、ボウズハゼやヨシノボリなどが岩に張り付きながら滝の流れに耐え懸命に滝を上る光景も目にすることができます

アユの【トントン釣り】とは

画像:紀伊民報

6月中旬以降になるとここ滝の拝でアユのトントン釣りが解禁になります。

毛バリやオトリを使った友釣りなどが一般的になっているアユ釣りですが、ここ滝の拝のアユ釣りは

素針で引っかけて釣ります。

胴突き仕掛けのように一番下にオモリをつないで、その上に3本針(トレブルフックみたいな)を

2~3本つけただけの簡素な仕掛けです。

仕掛けを底まで落として、上下に竿を動かして底に付いたオモリをトントンとさせることからこの名がついたとされています。