釣りブームは終焉なの?不動の真正アングラーにもたらされたメリットとデメリット

3年前ほどから巻き起こった釣りブームも終焉!?といったことがささやかれるようになっています。

以前から釣りをしていた釣り愛好家にとってこの人気に博して

良かったことも逆に悪くなってしまったこともあったかと思います。

何故釣りは流行りだけで終わってしまう一途を辿っているのか、そしてこの空前の釣りブームによってもたらされた

元来のアングラーにとってのメリットとデメリットについて考察していきます。

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釣りブームはいつから起こってた

釣りブームはいつから?
2018年頃から、アウトドアアクティビティとしての釣りが徐々に人気を集め始めました。この頃からキャンプやハイキングなどのアウトドア活動がブームになっており、自然とのふれあいやリラックスを求める人々が増えていました。その流れの中で、釣りもまた「自然を楽しむアウトドア」の一つとして注目されるようになりました。

2020年には、新型コロナウイルスのパンデミックが世界を襲い、人々のライフスタイルは一変しました。密を避ける必要が生じたことで、屋外で楽しめるアクティビティに人気が集中しました。釣りは、その代表的な例の一つであり、「密にならないアウトドア」として一気に注目を集めることとなりました。これがきっかけで、釣りは瞬く間に空前のブームを迎え、初心者からベテランまで多くの人々が新たに釣りを始めるようになりました。

 

異業種の釣り業界への参入

さらに、このブームを後押しするかのように、これまで釣り道具にはあまり関心がなかったメーカーも釣り業界に参入し始めました。特に、リーズナブルな価格で気軽に始められる釣り具の提供が進み、釣りの敷居を大幅に下げることに成功しました。これにより、釣りは幅広い年齢層や性別を超えて、多くの人々にとって身近なレジャーとなりました。

2021年になると、この釣りブームは中古品市場にも大きな影響を与えるようになりました。特にヤフオクなどのオークションサイトでは、釣り具が取引量カテゴリでトップに躍り出るほどの人気となりました。同時に、中古釣り具の相場も人気商品の中心に一時的に上昇するなど、需要が高まっていることが明らかにされていました。

このようにして、2018年頃から始まった釣りブームは、コロナ禍という予期せぬ状況の中で一気に加速し、広がりを見せました。自然とのふれあいやリラックスを求める現代人にとって、釣りは新たな楽しみ方として定着しつつあるかのように思われましたが…。

釣りブームで起こったメリットとデメリット


ブームが起こる以前からも釣りをしていた真正の釣り愛好家のみなさんにとってブームであろうがなかろうがタックルも欲しければ買うし、いつものように釣りはしていはずですが

知らず知らずのうちに釣りブームによってもたらされた恩恵を受けていた可能性も否定できません。

それと同時にブームが巻き起こる以前から釣りをいちばんの趣味としていたアングラーさん達にとって

釣りがブームになったことによって頭を抱えるようなこともあったこともまた事実です。

 

メリット

釣りブームがもたらしたメリットは数多くあります。まず、各社からさまざまな種類の釣り道具が出回り、特に初心者向けの安価なアイテムが増えたことで、誰でも気軽に釣りを始められるようになりました。釣り道具の選択肢が増えたことで、自分に合ったスタイルや予算で楽しめるようになったのも大きなポイントです。

さらに、釣りのイメージも変わりつつあります。以前は「おじさんの趣味」と思われがちだった釣りが、今ではカッコいいアウトドアアクティビティとして認識されるようになり、ファッショナブルな印象を持つようになりました。これにより、若い世代や女性にも釣りの楽しさが広まり、釣り人口が増えました。

また、釣りが楽しいレジャーであるという理解も広まり、釣りに対するネガティブなイメージが払拭されています。特に、自然との触れ合いやリラックスを求める人々にとって、釣りは非常に魅力的なアクティビティとなっています。

最後に、中古品の個人売買市場も活発化し人気の釣り具はある程度高値で取引されることが増え、不要になった釣り具を売ることで、新しい釣り道具を購入する資金に充てるることもしやすくなっと感じることができていた人も多いはずです。

 

デメリット

釣りブームによって多くの人が釣りを楽しむようになりましたが、デメリットも少なくありません。まず、ブームに乗じて釣りを始めた人の中には、釣りのマナーやルールを守らない人も増えてしまいました。従来の釣り愛好家たちは、自然環境や他の人々を尊重しながら楽しんでいましたが、こうした新しい釣り人たちの一部が、ルールを無視する行動を取ることが問題となっています。

さらに、釣り場でのゴミ問題や駐車違反、近隣住民とのトラブルも増加しました。これにより、釣りが楽しめる場所が減少してしまいました。港や堤防など、これまで釣り愛好家たちに親しまれていた名所までもが釣り禁止区域に指定されるケースが増えてきています。これにより、釣り人全体に対するイメージが悪化し、一部の釣り人を嫌煙する人々も増えてしまいました。

また、釣りがファッショナブルなアウトドアアクティビティとして認識される一方で、迷惑行為をする一部の釣り人の存在が原因で、釣りをする人全体が迷惑者と見られることもあります。これにより、長年釣りを愛してきた本来の釣り好きアングラーたちは、肩身が狭い思いをすることも少なくありません。

このように、釣りブームは多くのメリットをもたらした一方で、マナーやルールを守らない人々の影響で、釣り場の環境や釣り人全体のイメージが悪化するというデメリットも生じさせてしまいました。

釣りは単に”ブーム”で終わりなのか?

釣りが一過性のブームで終わってしまう理由
釣りブームが一過性で終わってしまった理由にはいくつかの要因があります。まず、コロナ禍において釣りは「密にならずに周りと距離を取って野外で遊べるレジャー」として注目されました。しかし、釣りは思ったほど「簡単には釣れない」ことが多くの人々にとって予想外であり、それが継続しなかった大きな原因と考えられます。

メディアが釣りをファッショナブルに取り上げたことも影響し、ルアーフィッシングという釣り方が一気に広がりました。ルアーフィッシングは投げて巻くという動作を繰り返し、釣れる場所を見つけるまで移動するスタイルの釣りです。このため、「落として待つだけ」という釣りのイメージで始めた人には、「釣れない」という印象を与えやすかったのです。

真に釣りが好きな人たちは、タックル選びや釣り場、釣れる時間帯の考察まで含めて楽しんでいます。釣れるポイントを見つけるまでの試行錯誤も釣りの一部として受け入れていますが、ブームに乗っただけの人たちにはその楽しさが伝わらなかったようです。この違いが、釣りブームが一時的なものに終わった要因の一つと考えられます。

 

魚が年々釣れにくくなっている状況も

さらに、近年はルアーフィッシングに限らず、魚が釣れにくくなってきている現状もあります。漁業にも影響を及ぼしているほど漁獲量が減少している状況では、釣りを始めたばかりの人が簡単に魚を釣ることは難しかったでしょう。釣れないと面白くないのは当然で、釣るまでの過程を楽しめる人しか続けられなかったことも、釣りが大きく拡大しなかった理由です。

これらの要因が重なり、釣りブームは一過性のものに終わったのだと思われます。初心者には難しさがあり、また魚が釣れにくくなっている現実も相まって、釣りに対する熱が冷めてしまった人が多かったと推測されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
読んだ中で自分の意見とは異なると思った方もいらっしゃると思いますが、事実として釣りが一過性のブームで終わってしまいかけていることは業界の数値からも伝わったのではないかと思います。

ブームの時に魚がたくさん釣れた経験をしたとかルアーマンのようにいくつかのルアーを選んで歩き回りキャストを繰り返すこと自体に楽しみを見出せた極々限られた人だけが今も尚続けられているのではないでしょうか。

どちらにせよ一時的な流行になったおかげでスポーツとまでは言いませんが、釣りがレジャーでもありアウトドアの一環として認知されたことは釣り好きにとって良いことだったように思います。

どこのポイントもハイプレッシャー化していることは否めませんが

流行りすたりには一切動かされることのない真正のアングラーのみんさんはこれまで通り思う存分釣りを楽しみましょう。