ニュージーランドの南島のカンタベリー地域で今月21日に河川が氾濫し、数千匹以上のウナギが丘の上まで流されて近隣にある牧場にまで達し多くのウナギが死んでしまったそうです。
この川は1年の間に一度だけウナギが産卵活動のために通ることがある川だそうですが、
陸上まで打ち上げられたのははじめてのことでした。
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氾濫は災害だけどウナギの多さに驚く
今回、河川が氾濫した原因は、約1年前に起きた洪水で海側の防波堤が吹き飛ばされたて、
そのままになっていたところに、潮流と、満干の差が激しくなるタイミングと
ウナギが河川に入ってくるのが重なったことから起きたものとされています。
しかし、1年前に崩壊した防波堤が修復されずに、そのままとか…。日本ではとても考えられないですが…。
というより、こんなウナギが海岸沿いや近くの河川にこんなにたくさん居ると思うと、
ウナギ釣りする人からしてみればまさにパラダイスでしょう。
自分の運営する牧場にまでウナギが流されてきた牧場のオーナーからすれば悲劇だったようですが、
ニュージーランドのニューサイト、1newsによると大量のウナギが打ち上げられた海岸はカモメたちにとってはパーティーだったと記していますw
東京ドーム2個分がウナギに覆われた!?
今回の災害が起こったエルズメア湖付近にある大きな牧場は、
大きな海岸線と強大な湖が隣接した土地にあります。
湖と海がつながる直接的な開口部がないので、ウナギは海に戻るときに河川を通っていくらしい。
カンタベリー湾の北端から見たカンタベリー湾とエルズメア湖
出典:カンタベリー湾|Wikipedia
そして今回被害にあった牧場は、牧場の約40%を浸水。
あまりピンとこない方が多いと思うので、
解説させていただくと
この牧場の広さは60エーカー。
242820平米で、単純計算で東京ドーム5個分に相当します。
その約40%ということですから、
おおよそ東京ドーム2個分がウナギまみれになった計算ですww
人の手によって、500匹ほどは海に返されたとそうですが、数千匹が干上がって死んでしまったそうです。
日本でもボラやイワシの護岸への大量発生のニュースを最近よく聞きますが、
ウナギですよ、ウナギ!
それもこんな数w
さすが海外、ウナギの量にも牧場の広さにしても
スケールの大きさが違う気がします。