釣り具メーカー「ハヤブサ」が小学校の廃校跡を釣り体験学習型複合施設に整備

兵庫県三木市中吉川小学校の廃校跡を同じ同県の釣り具メーカーであるハヤブサが賃借して「釣りの体験学習型複合施設」として再整備する方向で話が進んでいます。

元の小学校が地域の中心部に立地することから、有効活用したいとの市がアイデアを公募したところ選ばれたのが同社でした。

ハヤブサの本社もあるこの吉川町は元々、江戸時代から歴史ある釣り針「播州針」の本場である加東市(旧東条町)に近いことから
釣りにゆかりのある街となっています。




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原案は釣りの学校

画像:読売新聞オンライン

ハヤブサが今の段階であげている案は、体育館やプールを淡水魚や熱帯魚の釣り堀にし、釣った魚をその場で調理して食べられる飲食スペースや、物販店などの構想を練っています。

また広々とした校庭は芝生広場や、ドッグランに整備される予定。

ハヤブサ創業者の長女である現ハヤブサの歯朶由美社長は、この中吉川小の卒業生。

「釣り具メーカーとして地域にどう貢献できるのかを考えて事業を提案した。廃校跡を再び人が集まる場にしたい」と語っています。

ハヤブサという会社

自分たちからするとハヤブサはメタルジグやタイラバを中心にしたルアーや仕掛けメーカーとしてのイメージがある。

この町出身の創業者が1970年にこの学校区内で釣り針と疑似餌を用いた仕掛け「サビキ」で業務拡大を図った会社です。

その後近隣諸国の中国やベトナムにも工場を持ち、総従業員数は1500人を超える大きな会社です。

地元ということもあり選ばれたのでしょうが、心配していた資金面や営業面でもこの会社ならしっかりやってくれそうな気がします。

余計なお世話でもあって縁起でもないこと言ってると批判を浴びそうですけど、この釣りの学校が足かせになって業績が悪化したりして、自分たちが愛用している釣り具がなくなってしまうことだけは避けてほしいと思うのが自分の本音です…。