島根県益田市の鎌手海岸にある魚待鼻灯台近くの岩場で釣りをしていた際に誤って海に広島県から来た26歳の男性二人が転落。
約1時間半後に1人はライフジャケットを身に着けていたので海に漂流していたところを救助され。自力で岩場に上がっていたもう1人もヘリコプターで無事に救助されましたが、この時期の海は海保の救助員らもすぐに入水できるような海水温ではなくとても危険。
漂流していた一人の男性も、救命胴衣を着ていなかったらと考えるとあまりにも恐ろしい事故でした。
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転落の原因は高波
転落した原因が高波にのまれてしまたっということ。事故当時の天候は北西の風、風速8メートル、波の高さは2メートルと大きくしけていました。
幸いにも、近くに居合わせた釣り人の中の二人が、ほぼ同時に海上保安庁に通報したため、迅速に救助が行われました。
一人は左足首を骨折、漂流していたひとりは低体温症で救急搬送され命には別状はないとのこと。
通常これくらいの風がある場合は、釣行を断念せざるえない天気です。
このあたりは回遊魚ともに大型の魚が狙える場所ではありますが、普段でもとても危険な場所です。
ライフジャケットの重要性
二人はライフジャケットを着用していたため、漂流できたり、自力で岩場に上がった男性も助かったのだと思います。
ヘリによる救助が行われる間も耐えれたのは間違いなくライフジャケットがあり冷たい水の中でも浮くことが出来たのだと予想がつきます。
冬の荒れた海に限らず、改めてライフジャケットの重要性を再認識させられる出来事でした。
私はライフジャケット、スパイク、ウエットスーツ、防水ケースに入れた携帯etc磯場では釣りをします。絶対安全は自然相手では不可能ですので、万が一が起きても生存率が1%でも上がる事を考えます。
同じ釣り人として生還でき何よりです。今後は更に安全に気をつけて釣りを楽しんでもらいたいものです。
危険な場所、天候のときは無理しない
今回も助かったからいいものの、決して褒められるような状況下ではなかったのは確かです。天候などの下調べはもちろん、そこから判断して少しでも危険と思うならば断念するべきです。
以前、山好きの友人が言っていました、悪天候でも強行するのは勇気ではないと、本当の勇気は、やめる事、引き返す事だと。その通りだと思います。
波浪注意報出てたり、風速8メートル、波の高さ2メートルを超える状況では天気サイトでも高波に気をつけてと書いてあったはず、冬の海を甘く見ない方がいいです。
私も磯で釣りをしますが、波が2m超えるとホントに怖いです。もちろん船の乗り移りも。うねりも当然怖いし、突然に波が足元に来る時もあります。命が大事です。無理な釣行はやめましょう。