海なし県で”温泉サバ養殖場”釣りや餌やり体験からアニサキスを気にせず生食きでる埼玉サバが誕生

「海なし県で美味しいサバを提供します!」と力強く挨拶したのは屋内でサバの養殖をはじめた埼玉県神川町にあるおふろcafe白寿の湯の社長さん。

養殖場なのですぐに成魚になるはずもなく、当面の間は海で育った成魚を用いて釣りやレジャーの体験をする予定だそうです。




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海なし県埼玉で養殖をはじめた温泉施設

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温泉のお湯の質に定評がある同施設になぜ”サバの養殖”!?なのか

ジャパン・マリンポニックスという多角的に養殖ビジネスを展開している組織の協力得て、人工海水を使用する閉鎖循環型陸上養殖システムという方法を用いてサバを養殖することに。

この方法は水が自動で循環する方法が取られ大きなプールのような水槽が用いられます。

人工海水を使用した循環型陸上養殖システム

海で育てるのではないので生食でもアニサキスの心配がない
この方法を用いてサバを陸上養殖することの最大のメリットはサバなど青魚に寄生する寄生虫アニサキスを気にしなくても生食が可能になることです。

どうしても海に網を張ってつくられた養殖場だと寄生虫の問題は避けられませんが、人工海水を用いた陸上型の閉鎖された水槽内での養殖は寄生虫がつくことはほぼ考えられません。

ただしまだ実験段階で、今のところ関係者の声は冷静に「期待している」との意見にとどめられています。

民間ではじめて「マサバ遅延採卵」技術で育った稚魚

はじめは海で育ったサバを用いますが、同施設内では約3千尾の稚魚も同時に飼育。

この稚魚は民間企業ではじめてマサバ遅延採卵を成功させたさば料理専門店を展開しているフィッシュ・バイオテックで今年の9月に生まれたばかりの稚魚です。

ネットの反応は=====
白寿の湯はとても温まる良い温泉。施設のレストランで生サバのお刺身が出るようになる事にはコロナも収束して安心して楽しめるようになる事を期待。

サバは鮮度が落ちるのが早いので生で食べれるところは限られてるしアニサキスの心配もないので安心して食べれますね。

アニサキスは青魚アレルギーの原因とも言われているので、今までサバアレルギーだと思っていたけど実は違った!なんてことが分かるので新しい可能性が開けるかもしれないですね。