秋の風物詩!伝統のモクズガニ漁がはじまる山形県鮭川村

この時期から河川ではじまるモクズガニ漁が山形県内陸部の新庄市および最上郡に当たる最上地方では最盛期を迎えています。

この時期の川のモクズガニは産卵のためにたくさんエサを食べ栄養満点で卵を持つことから特に美味とされています。




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川の珍味モクズガニ

ご存知「上海ガニ」の同系異種だが、日本の川に古来から棲んでいるカニだ。上海ガニと同じく川ガニでワタリガニの味をよりいっそう濃くしたような濃厚な味が美味い!

以前このモクズガニを酒蒸しにしたものを食べたが特にカニ味噌の甘みが絶品でした。

その他には、上の殻を外して焼いて食べたり。殻ごと中のミソをも砕いて濃厚な味わいが楽しめる味噌汁にしたり、そのまま唐揚げにもできる。秋のごちそうです。

モクズガニが捕れる地域では、みかんが入っているような赤いネットにたくさん入れられ魚市場に並ぶところもあります。自分の地元でも15年ほど前まではその光景が見れました。

伝統のモクズガニ漁法

よくあるカニ捕り網と同じ構造のかご網を川底に沈めておいて、一晩待つ。中に入れるエサはなんと「アユ」

一つの中に、やや小さいが私たち人間が美味しく塩焼きにして食べられるくらいのサイズのアユを数匹まとめて入れる。

この日の取材時に水揚げ量は3匹。売値がおおよそ1匹350円程度ということから、アユをエサにして投入したカゴ仕掛けは全部で5つ。

個人的な見解で申し訳ないですが、採算が取れているのか気になります。

伝統の漁の継承者

推定人口が7万人弱の最上漁協管内でモクズガニ漁をしているのはたったの37人しかいません。今回取材をあせてもらえた漁師さんがいる鮭川村ではその大半の13人の漁師が伝統漁法を継承しています。

がまだまだ継承できる若い漁師さんはあまりおらず、このままこの漁を「自分たちの代で途絶えさせてしまうわけにはいかない。なんとしても繋いでいきたい。」と力強く訴えかけていた漁師さんがとても印象的でした。

SNSのコメント====
産卵のために川を下るシーズンでは、「サガリ」と呼ばれる竹で作った罠で獲っていたね。今ではその漁じたい知らない人が多いようで…、カニカゴが一般的な方法ですね。まあでも、川が昔と比べて変わったしね、護岸ブロックで隠れ場が少なく、落差溝が増えてカニの遡上も難しく、増水時の対策とやらで川底を弄り倒し…カニの絶対数が減れば、漁師さんも減っていくよね。スーパーに売ってることもなくなり、周りで獲りに行く人も居なくなり、自分で獲りに行けばいいんだけど…カニ飯とかおいしかったなぁって過去の良い思い出になってしまいました。

割と都会の川でもいるんだけど、汚くて食えないね。

モクズガニ、食べないところは全然食べない。餌の鮎のほうが貴重で美味そう。