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チェコの生命科学大学の研究チームが川の魚による珍しい研究結果を発表しました。
川や水路に生息する淡水魚が覚せい剤の成分であるメタンフェタミンの中毒症状が出たと明らかにしました。
川などに放出されるメタンフェタミンなどの依存性のある薬物はそのままの形で流入することはなく、薬物の使用者からの排泄物が下水道を流れ下水処理施設から排出されるそうで、現在の下水処理施設にはこのような種類の薬物を取り除ける機能がないそうです。
そうして河川などに流れ出たものが長い年月をかけて堆積しそこに居る魚たちに影響を及ぼす可能性があると示唆された形です。
研究方法はメタンフェタミンを含む水の中で8週間飼育し、その後きれいな水を入れた水槽に移し、禁断症状が出ているかどうかチェックするため、1日おきに、薬物が入った水と入っていない水を選ばせたそうです…。ちょっとここだけかいつまんで聞くと実験のやり方に少しだけ懐疑的な面を持たざる得ませんが、聞くほどたやすいものではなく素人目線じゃそうぞうできないことを緻密にやってくれていると信じましょう。
ネットの反応=====
河川から飲み水を採取している(その後処理はしているけど)わけだから、人体への影響も気になる。もちろんメタンフェタミンだけじゃない。いろいろな化学物質がある。医療経済学界隈では有名なのだが、水道水に薄いフッ素化合物を混ぜたところ、虫歯が減ったという研究もある。水道水の中の化学物質は、場合によっては人体に影響を与えるということ。つい先日は、アメリカの川で抗うつ剤が観測されるとザリガニの行動が変わるという記事もあった。大胆になり、隠れている時間が減ってエサを狙う時間が増えるとか。良いほうに働く場合もあれば望ましくない方向に働くこともあるだろう。少し前に環境ホルモンという言葉も流行ったが、水の中の化学物質という問題も見逃せないのかもしれない。
これメタンフェタミンがそもそも禁止薬物だから議論が複雑にならずに済む。大麻すなわちマリファナで同様の実験して環境影響がでかい、みたいな話になると合法化の議論がややこしくなったりするかもね。
それを…妊婦が食べると胎児の脳に影響するよね…?成人にも影響する?
サケにどっち?と聞くわけにはいかない。では、どうやって、自由に行き来できるように溶液を連結するのか。