日本有数のウミガメの産卵地で市民らが清掃作業

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鹿児島県の屋久島や沖永良部島など日本の南端ではすでに今年初のウミガメの産卵が確認されていますが、それよりもあとになる本州の地域では、ウミガメが接岸してくるタイミングを前に砂浜の清掃が行われています。

ここ三重県津市の、町屋海岸と白塚海岸の2つの海岸は本州で有数のウミガメの産卵地として知られています。




画像:メーテレ

ウミガメが産卵のために戻ってきた際に、安全に接岸でき、快適にかつスムーズに産卵が行われるように、地元の環境保護団体が主導して地域住民らの参加者を募り海岸を清掃しました。

清掃中に、ガスボンベにポリタンクや人が着るダウンジャケット(風に飛ばされたか…)など普通では信じられないようなものも発見されています。海岸に投棄されたものなんか、漂流してきてここに辿り着いたものかは不明ですがこのような大きなものはウミガメの産卵の妨げになるほか卵を危険にさらけさせていまうことにも成り兼ねません。

このウミガメのための海岸の清掃活動は、1日だけで終わらせることはなくこの団体が指揮を執り5月の中旬ごろから8月にかけてのウミガメが産卵のためにやってくる時期の間はずっと定期的に清掃活動が実施される予定です。