バリバスSWソルトウォーターナイロンのインプレです。
気になる硬さとしなやかさと伸びなどを検証してお伝えします。
ソルトウォーターの釣りにおいてメインラインをナイロンにしようか迷われてるアングラーのお役にたれればと思います。バリバスソルトウォーターナイロンのインプレをどうぞ!
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
バリバス ソルトウォーター ナイロンの特徴
2023年の2月にリリースさればかりのナイロンラインです。
これまでにもバリバスからソルトウォーター用のラインが発売されていましたが、それが今回リニューアルされたものとなっています。
バリバスらしい適度なハリのある高い強度を持ったラインで、
性質上、吸水してしまい劣化しやすいとされるナイロンですが初期の性能が長続きする高い耐久性も持ちあわせています。
ソルト用なのでラインカラーは海中でのステルス性能を発揮できるクリアブルー。
もちろんナイロンやフロロではあたりまえの並行巻きスプールで糸つぶれなく出荷されています。
ラインナップは0.8号(3lb)~5号(20lb)の10種類の太さが用意されています。
長さは1.5号(6lb)までが100m巻きで、2号から上が150m巻きになっています
バリバス ソルトウォーター ナイロン インプレ
それではこちらからは実際にリールに巻いてみて釣りをしてみたインプレです。
ナイロン特有の性能を生かして最近流行しているビッグベイトシーバス用に
ベイトリールに太い号数のバリバス ソルトウォーター ナイロンを巻いてみました。
インプレに使用したのはラインナップの中でいちばん太い5号20lbを使用しました。
150m巻きなので太いと余るときも
今回23アンタレスDC MDに巻きましたが
カタログスペック上でもナイロン20lbで100mなので、50m余ってしまいます。
最初半分の75mずつ2回に分けてもいいかなと思ったのですが、
鉄板バイブやジグだとそれくらいは余裕で飛ぶのでソルトで75mじゃちょっと短い…。
ということで100mだけけっこうぎつぎつに巻きました。
残りはチニングなどのライトソルトのリーダー代わりにでも使います。
大きめのベイトリールに太いラインを巻くとなるとソルトの場合は100mは欲しいので
それの使用を念頭にするのであれば、ラインナップに200mがあればソルトアングラーには嬉しいかもです。
触った感触はバリカタ
手で触ってみた感触はかなり丈夫です。適度なハリがあって硬い印象。
硬さだけで言うとちょうどバス釣り用のフロロカーボン並みの硬さを感じました。それよりかはしなやかさはあります。
これはけっこう耐摩耗性に優れていると思います。
しなやかさは選ぶ号数による
投げてみた時のキャストフィールはPEとたいして差を感じないです(飛距離は別。後述します)
ス~ッと出ていく放出は気持ちよいです。
ただ巻いてくるときに若干ゴワつきを感じましたね。なんか1巻きごとにキュッと締まる感覚というか
表面が硬いのは間違いないですね。
今回自分が選んだ太さは20lb(ラインナップ中いちばん太い)だったからかもしれませんが、しなやかさはあまり感じられませんでした。
今回のようなビッグベイトゲームでの使用をメインに考える場合用途から外れますが、しなやかさを優先させたい場合は
一段落して4号(16lb)でもいいかもしれません。
自分の場合はこのまま20lbでいくつもりです。
飛距離は○○
やはりナイロンライン。実測値で計測して比べたわけではありませんが飛距離はさすがにPEほどではないです。
ただ今回DCリールだったからかもしれませんが、PEと比べたら感覚的に若干詰まる印象があるだけで、
距離的には大きくは変わらないと思います。
もちろんDCのブレーキモードはナイロンモードでの飛距離です。
ベイトでは慣れがいるかも
カタログには癖がつきにくく、リールへの糸馴染みがよいとされていますが
癖はつきにくかもしれませんが、しなやかさは弱いのでスプールが少し回転しただけで
ブワ~ッとラインが浮きあがってきます。
これももっと細い号数のものであれば特に問題ないかもしれませんが…(汗)
自分の場合はバス釣りのときにフロロもベイトとスピニングの両方で使うので硬くて勝手に盛り上がってくるラインにも少しは耐性がありますが
PEに慣れてしまっている人は、少し慣れが必要かもしれません。
20lbでもフロロよりも1本が細いので強度を保ちながら飛距離が欲しかったのでナイロンの20lbを選んでいるのでそう感じただけかもしれませんので、あしからず…。
バリバス ソルトウォーター ナイロンまとめ
今回のようにビッグベイトゲームで、これを使うことのメリットはやはり強度による高切れ防止という目的と、
トップペンシルなどでのバラシを軽減させるためのナイロンの伸びることによる吸い込みのよさを活用するためには
こうした高い強度を持ったナイロンラインの使用も大いにありですね。
メリットも多いので今回のようなベイトタックルでのビッグベイトゲームや、
ノットを組む必要がなく耐摩耗性も生かして根ズレや根掛かりが多発しやすいロックフィッシュゲームに向いてると思います。
ここでバリバス ソルトウォーター ナイロンのことをまとめます。
・その分硬さ=適度なハリがあり硬め
・号数が細いものを選べばしなやかさも
・ソルトのビッグベイトやロックフィッシュゲームに
バリバス SWソルトウォーター ナイロン