池の水抜くとブルーギル3386匹!他外来種も多数、名古屋市猪高緑地すり鉢池

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池の水を抜いて生態系を崩してしまう外来種の魚たちを一斉に捕獲する”池干し”が名古屋市名東区の猪高緑地にあるすり鉢池で自然保護団体や地元小学生など約100人が参加し行われました。

この日ブルーギル3386匹のほか、多数の外来種が駆除されました。

中には少数ですが希少な日本古来の二ホンナマズやフナ、オオヤマトンボのヤゴなども発見されました。




画像:東海テレビ

捕獲されたブルーギルの数にも驚きますが(大きさは小さいものの…)、この数は20年~30年かけて増えたいったものと見られており、メダカやトンボの幼虫ヤゴなどを食ってしまうため、このあたりのトンボの種類が減っていた原因とも予想されます。

またそれに次いで多くの数が捕獲されたのは外来種のウシガエルのオタマジャクシ292匹!大量のアメリカザリガニなども見つかっています。

この日捕られた魚のうち最も大型だった巨コイもほとんどが外来種。外来種のコイは絶滅危惧種のニホンアカガエルなどの卵を一網打尽にたいらげてしまう危険性をはらんだ特定外来生物です。

ネットの反応=====
減らす効果は顕著ですが、根絶は不可能と思った方が良いです。映像を見れば判りますが、あのヘドロのなかに稚魚が残っていれば時間の経過と共に元通りです。もし根絶したいならヘドロは完璧に洗い流して完全乾燥まで放置、それでやっとのレベルではないでしょうか。もちろん池に戻す魚介類に紛れていたらアウトです。外部から持ち込まない、定期的に池さらいを続ける、この2点しかありません。

池の水全部抜く」のおかげで、池干しって方法があることが知られたし井の頭公園みたいに、絶滅してた植物が復活したりもするからやるの絶対いいよね。

昔、バス釣りを流行らせるためにそこら中の野池にバスを放した釣り業界の連中がいたらしいがギルも相当放したようだ。考えてみれば外来種が山奥の野池で通常繁殖するわけないのだからやはり犯罪にちかい事なのかな。日本の自然形態を壊すような行為には非常に厳しい罰則で対処するべきだと思う。

うちの近所の池で釣りしてみたところ、沢山のブルーギルがバシャバシャーっと餌に食いついてきて驚きました。
その時はまだ名前を知らなかったのでピラニアかと思って凄く怖かったです。あの光景を見たら、もう在来種はいないのではと不安になりました。

ブラックバスを日本中に広げたのはバスアングラーとルアーショップ(昔はルアーショップを掲げる釣具屋は少なかった)だと、個人的には思っているんだけど、こうやって池干ししても数年たてばまた繁殖。川ならいざ知らず、閉じられた池にブラックバスが繁殖するのは今でも人の手によるものじゃないでしょうか。ブルーギルも同様かも。