漁師である父とマグロ専門の鮮魚店を営む三重県在住の親子に今世界中から注目が集まっています。
マグロの資源確保に留意した釣り漁法のみにこだわり、通常捨てるマグロの部位を生かした独自の総菜メニューを開発するなど世界的に見てマグロの乱獲問題が懸念される各国から技術支援の要請が来ています。
その世界が注目するマグロの釣り方とは?
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
マグロと人間が共存ができる釣り漁法とは
世界的に注目を集めたのはこの親子のお父さんがする漁の方法でした。それははえ縄漁。
はえ縄漁はエサを付けた針と釣り糸を約2000本つけた”縄”を仕掛けて”釣る”漁の方法。その縄の長さは約60キロあまり!2000本の針を仕掛け終えるのに約4時間、逆に針をすべて上げるのに12時間以上も掛かる労力がかかる漁なのです。
またこんなに針が付いているのなら大漁だろ!と思うかもしれませんが、その確率は低く釣れても2000本の針で4~6本だそう。気の遠くなる方法です。採算が合わないことから大手ほどやりたがらない漁の仕方でしょう。
網を仕掛けて大小関わらず群れごとマグロを一網打尽にしてしまう定置網と大きく異なり、まだ成長途中の幼魚は口が小さくエサを食べられないことから針から逃げていくので、群れをすべて釣ることはなくマグロの資源確保にとって優しい釣り方なのです。
豊かな海を100年先まで続ける責任がある。
マグロの立場に立って、お互いの命をいただくわけなので、人間だけがよければいいというのは違うと思う
脇口水産 脇口社長
出典:CHUKYO TV News
イランやベトナムから技術支援要請
近いうちにペルシャ湾からマグロが消えると危惧されているイランから国連の工業開発機構を通じてはえ縄漁の技術を伝えてもらうように、このお父様に依頼してきたのです。
またベトナムの政府関係者が視察に訪れています。
SNSのコメント=====
はえ縄でメジマグロを獲りまくるから本マが減ってるって聞いたことあるけど。乱獲することしか考えてない北海道の漁師は見習ってほしい
日本海のどこかの漁港はマグロが小さい時に獲っちゃうから一番大きくなる大間でマグロの漁獲量が減ってるんだよね300kgまで育つマグロを15kg30kgでも獲るどこかの漁港さん