釣った魚は買って食べる魚よりも鮮度が良く、日本人ならば出来ることなら刺身で食べたい!
釣ることも好きなら食べることも楽しみたい貪欲アングラーのみなさんが選ぶ釣って刺身で食べて美味しい魚ランキング調べてみました。
釣り歴15年、日本料理店での調理師歴20年以上のチヌコックことOSAMUです。ライトゲームが趣味の料理人でした。割烹や厳しい修行を強いられる高級料亭で働いていた経験から素人さんのレシピサイトでは決して載っていないプロならでは小技、裏技を得意としております!ちょっとしたひと手間で絶妙に上手くなるそのヒミツとは…!?
5位サバ
釣り好きではなくとも刺身好きには溜まらない!サバのお刺身。鮮度の問題はともかくいちばん懸念されるのはアニサキス問題。
身の透明度と身の硬さ(締まり具合)で、刺身で食べられる鮮度はある程度判断できるけど、筋肉まで入り込んでいるアニサキスは切るまでわからない。
どうしても食べたいのなら、出来るだけ身を薄く切って存在がわかりやすいように下準備してください。
4位アジ
間違いなく釣れたその日なら刺身で食べたいアジのお刺身!寿司ネタにしても美味しく、やっぱりランキングに入っていたかと思う誰もが認める庶民的なお刺身にして美味しい釣り対象魚。けどこんな身近に感じるアジなのに予想に反して4位だったのは意外でした。
3位ヒラメ
なるほど!ま~どこかに順位に入っているとは思っていた白身魚のヒラメのお刺身。薄造りでポン酢で食べても上手いし、もちろんわさび醤油でもいける。堂々の3位入賞です!そうそう簡単に釣れる魚でもないけど、サーフでのフラットフィッシュゲームはとても楽しい。食べて美味しい高級魚でもあるヒラメが釣れれば迷わず刺身!
特に女性や、あまり生魚が得意ではない人でもクセがなく食べやすいので刺身で供すると喜ばれるのがヒラメの刺身の特筆すべき点です。
身のコリコリ感を味わいたいならその日ですが、釣った当日よりも寝かせた方が美味しくなる魚です。ヒラメはよく血抜きをして、丸1~2日間ほど寝かせると甘味が増します。
2位マグロ
国民的なお刺身ネタのマグロ!釣りの対処魚としてはややハードルが高く自分でマグロ釣って刺身で食べてやろうと思う人はあまりいないかもしれませんが、
お金持ちや、釣りをやりつくしたようなマニアがやるようなジギングやトローリングなどの釣り方があります。オフショアからヤリイカやサンマをエサに泳がせ釣りでマグロを釣る人もいます。
1位ブリ(ハマチorイナダ)
なんと1位はブリ!近年人気が高まっているスーパーライトジギングでそんなに沖合に行かなくとも浅場でも釣れる嬉しい釣りターゲットです。
成魚であるブリの一歩手前のハマチ(地方によっては呼び名がイナダ)や、ブリの幼魚であるヤズなんかはライトジギングで結構な確率で釣れます。
この1位の結果を見て、「なんで?」って思った人。その方はブリやハマチは脂っぽいし、生臭い…。そう思ってる人ではないでしょうか。
釣りたては青臭くない!
釣りたてのブリやハマチの刺身を食べてみてください。スーパーで買った刺身や回転ずしのそれとはまったく比べ物になりません!身のコリ感、クセのなさなど釣りたての新鮮なブリ(ハマチ)の刺身を食べた人だけがわかる美味しさです。
身が柔らかくなるのを前提にしてもブリは寝かせた方が美味くなる魚でもありますが、
これらの類の魚を「脂ぽくて青臭い…」という苦手意識が強い人ほど釣った直後の鮮度が良い刺身を食べた後、印象がガラッと変わるのです!
ブリやハマチはいつも食べられるお刺身と、釣った直後の鮮度の良い刺身との違いが大きいので1位に選ばれたのでしょう。
ですからこのランキングは「刺身で食べて美味しい釣り魚」ランキングなので、釣り人ならブリやハマチが1位なのもナットクの結果なのです。
本当に美味いブリやハマチの刺身は釣った直後の”釣り人”だけが味わえる特権だと思います。
その他のランキング
番外で目立った肝も美味しいカワハギ
この記事の参考にさせて頂いたねとらぼさんの調査によると、釣り人にとっても興味深い点がいくつもありました。
まず一つは白身の代表魚でもある真鯛です。あれだけタイラバやショアジギングでも人気のターゲットでもあるにもかかわらず25位まで記載されたランキングからはなんと圏外でした!真鯛は刺身ではヒラメに劣るのでしょうか。
あと気になったのは海のルアー釣りでシーバスと人気を人気を二分するエギングの対象のイカ。これも25中なんと19位。本当に意外でした。
あと、ランキング外ではあるけれどコメントなので散見されたというカワハギのお刺身!これもオキアミ、アサリ、ゴカイなどのエサで釣れ、鮮度の良いうちに肝と一緒に食べる刺身は絶品!
おそらくこれが圏外なのは釣り人だったりちょっとお値段の張る料理店でしか味わえないからではないでしょうか。
=====ネットの反応
魚は生臭くて苦手だったけど、北陸に来てから魚が好きになった嫌いだったハマチも、こちらのブリを食べたら美味しくてアジのお刺身を生姜で食べたり、肝醤油でカワハギを食べたり お刺身ではないけど、牡蠣は得意ではなかったけど、岩牡蠣も食べて美味しいと思えるようになった
ヒラメが一番好きですでも、似てるけどヒラメよりは下扱いで代用にされがちなカレイも美味しいです。マコガレイをさばいて刺身にしたのを食べたら、ヒラメより美味しいんじゃないかと思いました。煮付け用と聞いていたイシガレイも刺身で食べたら美味しかったです。定番もいいですが、色々食べてみると、自分の好きなものや聞いていることと違うものが発見できていいと思います。
ブリも大好きだが、ヒラメも良い。程よく歯ごたえがある白身魚で鯛よりも自分的には好み。東京湾で取れたものをよく食べるが、一度他地域で取れたものを食べたら全く違う魚に思えたので同じ魚でも地域によって大きく味が異なると再確認した。
ヒラメもブリも今が1番ですね。まぁ私はぶりの刺身苦手なんですけどね。脂がね。イナダが好きでよくたたきにして食べますね。これ、夏にデータ取ればアジが入るのでしょう。何にしても、魚は積極的に取りたいですね。とにかく美味しい。
カワハギの旬は肝がパンパンになる冬だと思ってます。地域によって違うのかな?
肝醤油やポン酢でたべるカワハギ、ウマズラハギはこたえられないよね。肝醤油箸でなめながらいくらでも酒が飲めそう。
3歳の娘も魚が大好きで、最近は白身魚の刺し身を覚えました。魚が嫌いな子も多いですが、本当に美味しい魚もあるので、食べて欲しいなぁ。
やっぱり日本人は魚好きだねって納得できるね。