1年間でボートや釣り人の事故が急増!2020年の海保の報告書

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海上保安庁がまとめた昨年の報告書によると、前年と比較してプレジャーボートと釣り人による海難事故が大幅に増えたことが明らかになりました。

要因は何度もこちらのサイト内でも取り上げている課題に準ずる。
「コロナ禍で密を避けるために屋外レジャーに人気が集まっている」これが最もな原因なようです。

東京湾を航行するプレジャーボート
出典:朝日新聞デジタル

海保のまとめによると、前年対比で見た海や浜での事故による死傷者は21人減り、コロナの影響で閉鎖が相次いだ海水浴場の遊泳などマリンレジャーに関連する事故は前年より47人減ったのに対して、釣り中の海難は急増した。

釣り中の死傷者こそ前年2019年と比較してたった7人増えただけで済んでいるものの、高い波で岸に戻れなくなったり海に落ちたりする事象は前年対比で約2倍に上る156人も増えた!!

また釣りはしなくとも夏場の野外での三密を避けるレジャーとして、ボート(クルーザー)が見直されてプレジャーボートの事故も増えた。その原因の多くは驚くこと”エンジンやモーターの故障”なのだとか

定期的にボートを動かしていない人まで昨年はボートに乗っていたようで、海保の報告によると故障したボートの状況を調べたところ、8割が出発前の点検や整備をしていなかったこと判明。

誰かの命を巻き込んだりする事故に発展してしまう前に、ボートを所有していること自体がすでに”お金持ち”の部類に入るのだからしっかりメンテナンスにもお金を使って安全面にも気を付けてもらいたいものです。