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6月の最終日の昨日、福井県大野市内の鮮魚店の軒先には、炭火でこんがりと焼かれた丸々と太った大きなサバが並び、あたり一面に香ばしい匂いを漂わせていました。
このあたりでは夏至から数えて11日目の半夏生の日にサバの丸焼きを食べる風習が古来から続いています。
出典:福井新聞ONLINE
ことの発祥は400年ほど前に遡る江戸時代に、このあたりを統治していた大野藩主が田植えで疲れた農民たちを思いやり、越前海岸で獲れたサバを丸焼きにして食べさせたことからはじまったとされています。
創業120年を迎える老舗では、30日と1日の2日間で850本を用意する。
この伝統のある半夏生サバを求めて遠くは岐阜県から買いに来る人もみられました。