チニングロッドの名作ソルティストAGS CNインプレ。シルバーウルフを前に今更語る本当のワケ

ソルティストAGSCNのチニングロッド
今回インプレするこのチニング専用ロッド、ソルティストAGS CNシリーズはすでにダイワのカタログの中には存在していない。もう廃盤となった商品なのだ。

自分が手にしたのは、2年以上前で、すでにその頃あったシルバーウルフシリーズを買わずにこちらを新品で購入した。今なおこのチニングではこれが一軍先発。

なんでそんなことして、こちらを買ったのか?

新機種が続々と出る中で、なぜいまだにこのロッド使い続けているかを改めてここで伝えていこうと思います。


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スペックチェック

チニングロッドソルティストAGSCNのスペック
ソルティストAGS CNにはMLもあった7フィート6インチのMLタイプ76MLと、7フィート9インチのLMLタイプ79LMLがあった。自分が選んだのは食い込み重視の柔らかめのティップとMLタイプの強いブランクスを持った長めのレングスの79LML。

長さは7.9フィート(2.36m)とチニングロッドにしては若干長め。自重はこの長さにして95gしかない!

これくらいの軽さがあっても丈夫でなければ結構なパワーを必要とするチニングでは掛かってから苦労するが、それもダイワが誇る上位機種ソルティストAGSの品質が補っている。

またこのパワーがあっても軽いブランクスは感度の良さにも繋がっている。こえが繊細な釣りには必要不可欠。

そして何を隠そうキャスト可能な許容ルアー重量はなんと、2g~10g。現代のチニングロッドとして売られている物の中ではクラス最高のフィネスリグ対応だ!これくらいになるとアジングロッドとかの領域に入るだろう。

Lタイプの柔らかめのティップ

ソルティストAGSCNチニングロッドのインプレティップ
自分はシーバスにしてもライトジギングなどオフショアの釣りにしても、バスロッド以外は何故かものすごくティップが柔らかいものが好みなのです。

このソルティストAGS CNはさすがにAGSとかを搭載している上位機種の部類なので、柔らかくてもビュンッと飛んですぐに元に戻る感じか。安いロッドのLタイプにありがちなあまりにもダルい感じはない。

これも好みによるし、もっとお金持ちとかこだわりがある人は使い分けさてるのかもしれないが、自分はたいがいティップの柔らかいものを買って揃える。

理由はただひとつ食い込み(吸い込み)が良いから。ガツンガツン食ってくるときはどんなロッドだろうがチヌも食ってくるけど、そうじゃないハイプレッシャーなときにかなり違いが出てくる。

タフコンでは、食ってきても触れたか触れていないかわからないくらいの小さなアタリしかない。やっとの思いで元々食いっ気のない魚の口を使わせてもそんなものだ。

その100回打って1回くらいの割合の微弱なアタリでも弾いて逃してしまうことなく”掛ける”ためである。

これはハイシーズン、オフシーズンは関係ない。

強靭なブランクス

ソルティストAGSCNチニングロッドのインプレブランクス
このサイト内でも幾度なく語っている「チニングのややこしさ」(笑)
アタリは繊細(シーバスなどに比べると)なのに、引きは大物そのものサワラやシーバスに匹敵する。これを受け止めるにはブランクスやバッドは強靭でなければいけない。

50cm以上の年なしクラスでも余裕でいなしてくれる。

なんやかんや見た目(笑)

シルバーウルフじゃなくソルティストAGSCNを選んだ理由の見た目
これまで出ていたシルバーウルフのラインアップは、シルバーにオレンジや赤の色でちょっと恥ずかしいと思うカラーでそういったロッドが好きでない私の選択肢からは外れていた。

このソルティストAGS CNを購入した最大の要因はこの見た目もある。

もうひとつは↓

自重の軽さ

シルバーウルフじゃなくソルティストAGSCNを選んだ理由の重さ
これまで出ていたシルバーウルフの最上位機種でもラインナップになるものは100g以上のもので決してチニングロッドにしてはお世辞にも軽いとは言えなかった。

そのため軽さ(感度の良さ)、ティップの繊細さ、見た目を考えた場合、新しいはずのチニングロッドのシルバーウルフよりもソルティストAGS CNを買った(2017年に購入)したのである。

けれどおそらく自分と同じような考えをした人はいただろう。廃盤になったいまでもネット上の多くの店舗で新品が発売当初の価格のまま取引されていることが何よりの証拠になるだろう。

ダイワ ソルティスト AGS CN 79LML



けど、さすがに残り少ないだろう。中古品であればまだ数はあるが、自分のように新品で購入したければ今のうちだ!

おまけ! シルバーウルフ AIR AGSの新作情報

すでに今年2019年の5月に発売予定の新しいシルバーウルフ AIR AGSが発表されている。


シルバーウルフ AIR AGS 75LML-Sの外観
出典:グローブライド

予定されているラインナップは下記

19’シルバーウルフ AIR AGSラインナップ
全長 継数 仕舞 自重 先径/元径 ルアー重量 メーカー希望価格
75LML-S 2.26m 2本 117cm 88g 0.7/10.4 3~16g 39,700円
710ML/MB-S 2.39m 2本 123cm 105g 1.0/11.4 4~24g 42,700円
79ML 2.36m 2本 122cm 93g 1.2/10.4 4~18g 40,700円
76ML-S-4 2.29m 4本 63cm 95g 0.7/10.8 4~18g 48,200円

うお~待っていましたと言わんばかりの強力なラインナップ!!

チヌの乗っ込みシーズンには間に合いそうにないが、ハイシーズン手前で見れるのはうれしい!!

やっぱこっちが欲しいな~(笑)

すでに予約受付がはじまっています。

予約しちゃおっかな~・・・(暴)
ダイワ シルバーウルフAIR 76ML-S