冬でもチヌはいるんです!
釣れる個体数が少なく、活性が低いだけで必ずいます。
春とか秋とかと同じルアーでも釣れますし、冬場でもめちゃくちゃ元気のよいキビレとかに遭遇します。
実際に冬でもトップでチヌ(クロダイ)釣る人もいます。ただ・・・それはけっこう稀な話で、同じ日本国内本州だけで区切っても南の沖縄九州と、青森ではまったく話が別もの。めっちゃポイント選びます
釣れるのか釣れないのかと聞かれると、
冬のチニングは釣れる!
と答えますが、厳しい冬の釣り自体はチニングでも何ら変わりはありません。正直釣りにくいです!!
けど、そんな釣り難い冬のチニングが釣れた時のルアーには、ある共通点がありました。その共通点とはをまとめてみました。
チニング,チヌ(クロダイ)ルアー釣り記事専門のNeroです。エサ釣りからルアー釣りに転向した際にはじめてやったチヌ(クロダイ)のルアー釣りの虜になってしまいました。ブリームゲーム歴15年以上の経験から得た数多くの実際の体験からしか得られない秘訣を余すことなくお伝えします。チヌ(クロダイ)ルアーの楽しさをお届けしていきます。
活性が低いからこそ、ポイントの見極めが肝心
釣りにくい時期だからこそむやみにランガンするより見極めが肝心です。
冒頭から申し上げます、冬でもチヌ釣れます!!
しか~しですね
チヌは回遊魚ではありません。多少潮の満ち引きによっておこる水深の関係で動くことはあってもほとんど動きません。
ということは寒くなってきた冬はハイシーズンに何度も足をつかって通ったポイントの中でチヌのいそうな【居着き】の場所があったらそこをまず攻めてみてください。
「そんなの知らないよ!」なんていってるあなたは自分で見ることです。自分で見つけ出した絶好のポイントは後々もずっと残る財産になります。
自分と釣り場で合うことがあれば教えますけど、不特定多数の人が見てるネット上でポイントの公開はし兼ねます^^;
居着いてるポイント、水温が高いポイント
その居着いている場所を探すときのポイントは、
水温が下がり切ってない
護岸にフジツボやイガイが残っている場所
もしくは工場とかの近くだったり
大きな工場や浄水場からの海水よりも温排水が流れ出てくる排水溝や水門の近く
だと河川を流れていた元々の水より暖かい水が流れてくるのでそういったところに集まりやすいです。
探すときはそのあたりを見つけてください。
ハイシーズンにここにいるなってわかっていた場所があるなら、そこからまず攻めてみるのがいちばん手っ取り早いです。
水温が低くてもいる可能性が非常に高いです。
活性が低くてもクロダイより
ことが多いです。
けど…ポイントの見つけ方にはもっと大切なことがありました…。
水温が高いポイントの見つけ方
水温が高い場所を狙えとはよく聞く言葉ですが、それって上で説明した水門とか排水溝周りだけではありません。
冬場の低い外気温でも水温が高い場所とは=水温の変化がしにくい場所を探すことが肝心なんですね。
水温の変化がしにくい場所とは
河川にしても堤防など護岸でも、ハイシーズンなら問題なく釣れている場所も冬場はきびしくなります。が下記の条件が満たされている場所だと結構な確率で寒い冬場でも居着いてる可能性が高くなります。
●風裏
●潮があまり動かない、潮の満ち引きにあまり影響を受けにくい奥まった場所
(河川や港湾から一歩入った運河など)
釣れる時期とは真逆を考えればいいのです。潮通しの良い潮が動くタイミングでどんどん目の前の水が流れてくような場所では明らかに冷たい水が流れ込んできて水温が低くなっています。
冬のチニング釣り方
誘い出すというよりは、チヌ(クロダイ)がいる場所を探って届けてやるイメージ。
目の前までルアーを送り込んでやる印象で釣りはじめてみてください。
人間も冬場の寒い時期はコタツから出てわざわざ外に出掛けて食う気にはならないけど、コタツの上に置いてあるみかんなら食うでしょ!?その発想です。
ジグヘッドとワームのボトムズル
1.とにかくボトムをきらさない。
2.リーリングはかなりゆっくり目。
でいい。とにかくゆっくり巻く
3.3回巻いてから1回くらい、
食わせの間を与えるために止める。1秒程度でいい。それからまたゆっくり巻き始めるこのストップ&ゴーに反応する。
バイブレーションを使用し広範囲をサーチ
1.投げてルアーが着底したらロッドをあおってルアーを浮かせる。
2.持ち上げたルアーを平行な位置に戻し(下ろし)、この時できた糸フケだけを巻き取るくらいの量をゆっくり巻く。そうするとルアーがもう一度底に落ちる。これを繰り返す。リフト&フォール。これはかなり有効です!!
また、ワーミングによるボトムズルよりも
同じ場所には投げない!、何もストラクチャーなどがないオープンエリアだと扇状にいると思われる場所を広くサーチするのがこの釣り方のキモ。もちろん足元に近い手前から徐々に奥へ探っていきましょう。
冬の落とし込み
やったことないので、自分はわからないが時々運河にある船着き場所にはフジツボやイガイがごっそりいる場所もあるので活性の高いシーズンよりも確率は低くなっていることを前提として試しにいってみるのもいいかも。
冬チニングのルアー選択
冬のチニングで使うルアーはハイシーズンとは違う選択を!
ルアーがイイ感じにマッチしていた条件をまとめてみました。
⇒離れた場所でも気づかせたい
⇒腹が減ってなくてもつい口にしてしまう「おやつ」になりたい(笑)
⇒食い込みの良い小さめのルアーと、フッキングしやすいフックの向き
⇒底を切らさずにゆっくりとボトムをトレースできるルアーの重さ
⇒アピールし過ぎない、食いを邪魔しないサイズ。
うう~ん、なかなか難しいでしょう^^
冬は食い込みが良くないのでジャレてきてもバラすことが多いんです。それでなくても口の堅いチヌはなかなか上手い具合にフッキングしてくれません。
でも、口も使わせたい、ある程度は美味しそうにアピールもさせたい・・・。
冬場のチヌ(クロダイ)に効くおすすめワーム
先に述べた条件を満たして底を切らさないで引いてこれるルアー。
ボトムを的確にとらえ、広く探れるルアーがおすすめです。それでも冬場でもトップとかで釣れてる人もいますがごく一部です。めちゃ場所選びます。
ジグヘッド+ワームの場合は、「食い込み」、「吸い込み」し易いもので、ローアピールがグッド!ということは必然的にサイズが小さいシンキングタイプがいい。
食わせサイズの超コンパクトサイズでも浮力があって少ない水量でもよく動く。いまの冬のチニングにおすすめのワーム
サイズとアピール力だけでなく、さらに素材にはチヌ(クロダイ)の大好物なオキアミエキスが練り込まれており、活性の低い状況で、なんとなく食ってきた甘嚙みした個体に違和感を与えず追い食いさせる能力も備えています。
ま~もう、釣れないときの最後の切り札的な扱いで使ってほしいワーム。
雑魚だろうがなんだろうが、すべての魚を引き寄せる誘因力はただものじゃありません。
ノーアピールでベタにボトムにくっつきます。冬のチニングでは下手に動かさそうとせずにときどきシェイクしたり、しばらく止めたり、とにかくゆっくり巻くのがおすすめ。
ソルトウォーター用じゃないけど、バス用ではめちゃくちゃメジャーなワーム。
ほぼノーアピールのこの形状が何故か、食いっ気のない魚のスイッチを入れちゃうようです。
ボトムまで落として軽くシェイク。もしくはそのまま放置。
もう廃盤の商品ですが、一部の店舗で売ってます。
このフッキングしやすいサイズとアピール弱めなのに高浮力で、ほぼ仁王立ちの状態でゆらゆらと動くのでスローにリトリーブしてきても動きが破綻しません。
それと素材の中にイカゴロが練りこんであるので、一旦口に入れたチヌは「なぬ?美味いじゃないか!」と離さなくなるということ。活性の低いチヌ(クロダイ)にはこうした何の変哲もないものが効くんです!
バイブレーションも冬場は上記の
を考えるとメタルバイブレーション一択!
この小さいサイズと、微波動が心地いい。
コイツらのリフト&フォールは効果テキメン!
ジグとワームでは反応が薄くなる1月、2月の極寒期には出番が増えると思う。ジグよりも展開がはやく広範囲を探れるのも特徴です。またハイシーズンでやっていた大きくしゃくって持ち上げては沈めるリフフォではスレさせてしまうので、移動幅の小さいリフト&フォールが冬向き。ボトムから浮きがっても20センチ、30センチくらいの振り幅でレンジキープが肝になる。
真冬のデカバスを狙うためのバサーには有名な冬のテッパンルアー。
同じくある下のリトルマックスが王道なら、これは覇道といった印象ですが、待望のソルトバージョン。値段も安くてロストしやすいバイブレーションにおいては嬉しい。
また寝掛かりを考慮してのダブルフック標準装備も◎。
バサーの中では、知らない人はいないだろう冬の定番
上のリアクションボムとならんで人気を二分する。どちらも釣れるが、リトルマックスのほうがカラーバリエーションが豊富なため、ルアーカラーに拘りたい人にはこちらをおすすめします。
冬場のチニングに最適なジグヘッド
こちらがおすすめです。
そうご存知ネガカリノタテです!!
遠投した深場で、しかも底をとらなければならず操作はいつもより難しいのです。
このネガカリノタテだと上手く水の中でワームが動き、フッキングしやすいのでちょっと高いけどこれにしています。しかも根がかりしにくいというのは遠投深場の冬のチヌ(クロダイ)のルアー釣りでは超うれしい。
高いけど冬はこれ以外に今のところ選択肢がないのでこれにしてます。近くの釣具屋で買うよりネットでまとめ買いしたほうが送料入れても安いです!
冬のチヌ(クロダイ)に最適なジグの重さ
基本的にチヌからしてみると「水温が高い場所」=水深の深い場所
となり必然的に深場にルアーを届かせるために遠投が必用な場所もあります。
8ft以上あるものの方が断然有利です。
あとジグも遠投でき遠くの深場でも底の感覚が掴めるだけの重さが必用です。
私はだいたい冬は10g~12gをメインに使います。
ロッドの長さも必要ですが投げれるルアーの許容ルアー重量も大切です。少なくても15gほどのルアーの許容重量でいうと10gがいいところでしょう。
それ以上になると今度逆に最初からティップがしなりすぎてアタリを拾えません。
ということは許容範囲がMAX18g~20gくらいのロッドでないと12gは難しいということがいえます。
冬のチニングにおすすめのロッド
冬は深場に逃げているときもあるので、広く探るためには遠投できる8フィート以上の長いロッドがあるとアドバンテージが広がる。
また食いが甘くなりやすいので、わずかなアタリも確実に拾え、フッキング率が高いソリッドティップなら、なお良し!
適度な長さの7.8ftで、ソリッドティップ!文句なく冬チニングのおすすめロッド!
ティップが柔らかいとボトム感知能力も優れ、初心者でも底の地形や細かなアタリも感じ取りやすく、なおかつ無理やりアワセを入れなくてもほぼ向こうアワセで掛けられる。
決して短くなく長すぎないレングスもちょうど良い!
アブガルシア ソルティースタイル STKS-832ML-KR
安くてロングレングスならこちらがおすすめ。
ホームが河川で100m以上あるような大河川なら必須だと思います。
またMAX18g~20gのMLくらいのパワーがある(PE0.8以上かフロロの場合)8フィート以上のロッドなら遠投した際の
に外せます
冬のチニング番外・応用編
ありました。いちばん釣れる確立の高かったルアー選択がこれです!
要は水中で止めた時にフワっと浮くくらい浮力で、アピール力は弱めの1.5インチくらいのサイズがベスト!
食い込み重視の小さいボディのアピール力の弱さは
そうグラスラトルで補うんです! 「音」で誘うんです。
重さはジグで調整します。浮力がある方がいいと言ったのはグラスラトル差し込むのでフック刺したらそのままベタに底着いてしまい、フッキング率が下がると思ったのです。
こんな感じでフックを刺す側とは逆の方、先端の方に差し込む。
冬のチニング用には、1.5インチとか大きくても2インチクラスのワームを使うので、グラスラトルはSサイズがフックも邪魔せずほどよい大きさ。
ちなみに、今刺してるのはイモグラブ30
チニングでイモ?、そうなんです!これで釣れちゃうんですよ。
活性が低い冬場のようなときのチヌ狙いのタフコンディションにはこういったアピールが弱め!?、いやイモみたいに全くなし(笑)が効くんです。
ジグヘッドにセットしたらこんな感じ。