石垣島の八重山漁協の一本釣り研究会の人たちがサメの駆除が行われ、3日、4日2日間の間で115匹のサメが釣りあげられました。
石垣島周辺の漁業では捕獲した魚を横取りしたり漁具を壊すなどの被害が後を絶たず毎年駆除目的の釣りが行われています。
駆除されたサメはフライにして試食会が開かれたりサメ皮を使用した財布など有効活用も紹介されました。
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2日間に及ぶサメとの死闘
駆除は八重山漁協所属の漁船24隻で2日間にわたり行われました。
石垣島や波照間島の近海で、すべて合計115匹のサメを駆除。
駆除の方法はなんと1本釣り!!
映像を見ると、フォークリフトを使い陸にあげる大型も観られ、最大では体長4mを超え、重さ550kgを超える巨大サメも中にいたそうで
その噂を聞き入れた市民らが市場まで駆け付けスマホ片手に撮影する姿も見られました。
この釣り駆除は毎年行われており八重山漁協一本釣り研究会の名嘉会長によると
「2日目最終日に3,4本の大物が混じっていたたに釣果はまずまず。駆除しても2~3ケ月経てばまたサメ被害が起こるという繰り返しなので、続けていくことに意義があると思う」と語っています。
サメは有効活用
漁港に隣接する市場内では釣りあげたサメが解体され、フライに調理してサメを試食してもらうコーナーも設けて食材としての利用も広める狙いのほか、
サメの皮を使って事業者が製作した財布や名刺入れなどを紹介し、駆除されたサメの有効的な利用方法についての勉強会も実施されています。
サメのフカヒレで有名な宮城県気仙沼などでもヒレを取ったあとのサメ肉は冷凍販売されたり、サメの心臓は刺身で通販で購入出来たりと、
サメ肉は高タンパク低カロリーでダイエット食材としても注目されており食材としての利用価値はかなりあると思います。
まだ毎年行っていると言われますが、先の漁協一本釣り研究会の会長の言葉通り2,3カ月でサメによる被害が元に戻ってしまうのであれば、もっと駆除釣りの回数を増やせばいいと思うのですが、
それにはサメを有効活用できる方法の認知が広まることが不可欠。
駆除釣りしてものために捕獲して現金化できなければ採算がわなないからです。
せっかくですから、ぜひ食用の製品化するなり、何か他のものに加工するなり資源が無駄にならないようにも考えていきたいものです。
気仙沼 サメ もうか鮫肉 小切 (1kg)