日中でも釣れるけど夜の方が釣りやすい魚が多いワケを解説!起因する要因とは

日中に釣れることはあっても難しいと思われる魚でも夜になるとたくさん釣れるのはなぜか?

暗くなりアングラーの存在が気づかれにくく警戒心が薄れるから?
夜になると活性が高まるのはどうしてなのか?

夜の方が魚が釣れやすくなるワケを科学的な根拠をもとに解説します。




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夜の方が魚を釣りやすいと言われるわけ

夜の方が釣りやすい魚が多いワケを科学的に解明
画像:photoAC

夜になると釣りやすい=魚の活性が上がるといわれるものには理由があります。

 

光の不足

夜間は自然光が減少し、水中の視界が制限されます。これにより、魚の視覚的な警戒心が低下します。

昼間は例えばアングラーの影が水面に移ったりすることでも逃げたり外部からの脅威や、水鳥などほかの捕食者の天敵をより早く視覚的に察知することができるために、警戒心が高くなっているはずですが

自然と夜間は周りの光量が少ないためそうした能力が制限され、魚の警戒心が弱まります。

 

暗さの隠蔽効果

テトラなどストラクチャーやレイダウンやスタンプなど(ほかにも植物=藻場、ウィード)、魚にとってより良い隠れ場所にも夜間は水中へ光が届かない分だけ魚から水の外の光景が認識しにくなっているので

これにより、魚は昼間よりも警戒心を低下させる傾向があり、安全な場所で休息したり、安心して餌を探し捕食することに集中できるようになります。

 

騒音の減少

水中では音波が速く伝播し、魚は音に非常に敏感です。昼間は多くの音源が水中で魚に気づかれる可能性が高いですが、

夜は一般的に静かで、日中よりも活動している人も少なくなるため車や電車の乗り物の音や電話などの通信音や工場や工事現場の機械音など環境音が一気に減るために、

魚からすれば騒音ともいえる負担が減りストレス耐性が増すことで、魚が警戒心を抱きにくくなる状況が生まれます。

場所によっては夜に釣れなくなる原因もある

上記で解説したように夜のほうが魚が釣れる要素が多くありますが、一方で夜の水中の方が魚にとって好ましくない状況も生まれます。

それが「水中の溶存酸素」です。

ただしこれは間違った解釈をしてしまうとまったく逆のことにもなりえるので正しく理解して頂くために

基本から解説していきます。

 

溶存酸素の量が影響する

「水中の溶存酸素」とは酸素の飽和溶解度とも表現される水の中に溶け込んだ酸素の量です。

魚も人間と同じく生物であり多くの酸素を必要とします。

この酸素が多いと魚の活性も上がりやすくなります。

 

溶存酸素は光のあるうちに最も高くなる

水中の溶存酸素は、水生植物や藻類による光合成によって生成されます。光合成は日中に光が利用可能なときに最も活発に行われるプロセスです。太陽光のエネルギーを利用して、植物や藻類は二酸化炭素を取り込み、酸素を生成します。したがって、水中の溶存酸素量は通常、日中に最も高くなります。

そのため太陽光がなくなると水草などの水中植物は酸素を取り入れるだけになってしまい夜になると酸素量が著しく低下してしまう水域が出てきます。

時には過飽和状態になっていることがある。場合によっては、水に溶け切れなくなった酸素が、気泡となって現れる。そのような水域では、夜になると逆に植物などの呼吸により、水中の酸素が消費され、貧酸素状態に陥ることもあり、そのような場合の溶存酸素量は著しく低下する。
出典:溶存酸素量|Wikipedia

↑の解説では日中に溶存酸素量が増えすぎている海域では夜になると貧酸素状態になりやすいようです。

筆者はよくわかりませんが、ブラックバスなどが身を隠すウィードや、エギングの恰好の釣り場所となる藻場とかも夜になると溶存酸素は低下しやすくなるのでしょうか…。

それはさておき何が言いたかったかというと、

夜の魚釣りは釣れる要因が多いけども良いことばかりではないということですw
まとまりましたかww(汗);

夜釣りはキケンもいっぱい

夜釣りには昼間釣りに比べて視界が制限されることなどキケンも増えます。

夜釣りは必ず足元も滑らない靴にしたり、常夜灯が灯る場所であってもヘッドライトは持参するなど危機管理が大事です。

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