タチウオのルアーの動かし方を解説します。
普段からルアーフィッシングに精通している人や活き餌を触るのが苦手な人にタチウオのルアー釣りは人気高く気軽にはじめられるために特に若い世代に広く広まっている釣り方です。
いくつか釣り方あり、使うルアーによってもアクションが異なるためそれぞれのタチウオのルアーの動かし方をお伝えします。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
タチウオのルアー釣り
釣り場所で分けるとするならばタチウオ釣りと聞いてパッと思う浮かぶのはオフショアをメインにした船釣りのテンヤなどジグヘッド型の疑似餌に生エサをつけて釣る釣り方がもっとも一般的(タチウオジギングもある)
ショアの堤防などから狙うタチウオの場合は、様々なルアーを用いて釣ることが可能です。
船で沖に出るポイントほど水深がなく通常ほかの魚種でつかっているようなルアーも用いることができるし、船に乗るように前の晩から大きな準備もいらず、
なおかつ餌のように買いに行く手間もかからずルアーさえあればいつでも釣りができる手軽さが人気を呼んでいます。
使用するルアーはメタルジグから、ジグヘッドとワーム、ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションなどさまざまルアーでタチウオの実績があります。
それらルアーの特性を生かした動かし方についてこのあと詳しく解説していきます。
動かし方の他にもある大事なこと
タチウオ釣りはこれから解説する前に大事なことをお話しておきます。
タチウオのルアー釣りは動かし方と同等にほかにも大切なことがあり、それらを合わせると3つあります。
●リトリーブ
●ジャーク(シャクリ)
これらは一見すると動かす=アクションさせるまでの一連の動作だと感じられるかもしれませんが、
タチオウ釣りの場合これらすべてが”誘い”になります。
メタルジグでなくても、フォール中に食ってくることなんて珍しくなくその日その場所によってっどこで、どんな動きをしているときに食ってくるかは変わります。
ですから止めたり、落としている(フォール)させているときでもアングラーは動かしてはいなくても誘っている=アピールしているということも覚えておいてください。
けっこうこれって釣果に差をつける重要なポイントになります。
タチウオのルアーの動かし方
ワンピッチショートジャーク
オフショアの船からのタチウオジギングに用いる動かし方で、
名前の通り1回ロッドをあおるごとに1回転巻く動作を小さくゆっくり目にするワンピッチショートジャークです。
タチウオは泳ぎが遅く、ルアーを見つけても素早く追えないため青物のバーチカルのような激しいジャークは必要なく、
一定のリズムでゆったりとジャークすることで水中でタチウオが好むルアーアクションします。
ボトムまでしっかり落としてから、ミドルレンジまでワンピッチショートジャーク。これを繰り返し行います。
先にお伝えしたようにフォールで食ってくることもあるためこの4,5回ジャークさせた直後にいったん「止める」のも効果的です。
シーズン初めの夏場の場合は強く速めのジャークが良いとされています。
ワインド
船のタチウオのルアーの動かし方でメタルジグによるワンピッチショートジャークならば、
堤防などショアからならばこのワームを左右にダートさせるワインド釣法がメインといってもいいでしょう。
ロッドをシャクって水中のワームを左右にダートさせる動かし方です。
タチウオの場合は、大きくロッドを煽るというよりはロッドのしなりを生かし
一定のリズムをキープしながらしなやかに、大きくゆったりとするのがコツです。
またこの一定のロッドを煽る、下ろすの動作のリズムが大事で、これが乱れると水中でダートしないで動きが変になってしまいます。
ジギングのジャークと同じでボトムまでしっかり着底させてから、中層までを引いてきて、またボトムを取り直す。これを繰り返します!
↓この動画がめちゃくちゃわかりやすかったです。
フォール中のアタリ
フォールで食ってくることもあるのでフォール中に「ん?」と思ったら即アワセが肝心。
何もなかったとしてもアタリを逃してしまうよりは断然いいので、すぐにフォールし直せばよいだけですから躊躇せず違和感を感じたら即アワセすることを心がけましょう。
ベールを戻すのが間に合わないこともあるので、フォール中は決まってスプールに巻き手を添えておくこと!!
これも重要です。
リフト&フォール(巻き上げ)
素早く大きくロッドを煽ってボトムから跳ねさせたあともう一度ロッドを下に向向けてルアーをストンッと手元に感触があるまで底へ沈める。これを繰り返し行う動かし方です。
タチウオの群れがボトムに落ちているときに特に有効になる動かし方です。
出来る限りまっすぐロッドを煽ってまっすぐに落とす
ボトムに落ちている状況というのはベイトが底に居る場合や、何らかのプレッシャーが掛かっている状態のときなので
底に張りつていジッとしているタチウオの目の前に餌を届けに行く感じで丁寧にやるのがコツです。
メタルジグやバイブレーション、ジグヘッドなどが適しています。
ただ巻き
ミノーやバイブレーションの動かし方ではただ巻きが基本です。
夜の堤防とか警戒心のの少ない状況で、ベイトとともに中層に浮いてる場合に有効です。
ただ巻きは簡単そうに見えて実は一番むずかしいともいわれる釣り方ですが、変に頭の中で考えるよりも一定のスピードとロッドの角度さえ気を付けておけば問題ないと思います。
不意に力が抜けてスピードが弱まったり、巻きが途中でつんのめってしまったりしたその瞬間にリアクションバイトが拾えることもあります。
ワインドの時と同じジグヘッドとワームでもただ巻きは可能です。
タチウオのルアーの動かし方まとめ
タチウオがこれだけ人気があるのはやはり釣って楽しくて食べて美味しい魚でもあることだと思うわけです。
それがルアーを使いもっと手軽に釣れるようになれば最高です!
ここで解説したルアーの動かし方が身体で覚え意識しなくてもできるようになっているころにはきっと釣果もついてきているはずです。
自分の使って釣りたいルアーを見つけたら、その動かし方を何度も実践して試して頭と身体に叩き込んで
たくさんタチウオを釣ってください!!