釣り好きだけが感じる釣りの魅力とは、ターゲットの魚種を釣り上げることだけでなく、どんな仕掛け(ルアー)で釣るのか考えている時間から、一見すると無駄な時間にも見える釣れるまでの間の時間も楽しんでいるわけです。
ストレス解消にもなるそんなさまざまな角度から捉えた「釣りの癒し効果」と皆が虜になる釣りの魅力の中にある心まで癒すリフレッシュ効果とは。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
釣りには2種類ある
実際には”釣り”には2種類あります。端的に説明すると活き餌を使ったエサ釣りとルアーと呼ばれる疑似餌を使った釣りです。それぞれ癒し効果が異なります。
エサ釣りの場合、仕掛けを落として魚が掛かるのを待つ。その間のボ~ッとできる時間が癒しだと感じる人もいます。
またルアーを使った釣りは常にキャストを繰り返し、ポイントを変えながら歩きながら釣る釣りで、どのポイントでどんなルアーをどのレンジに通すかを考えながら頭と体を動かします。じ~ッと待っている時間が苦手なタイプはこちらの釣りの方が向いています。
魚釣りの癒し効果
釣りを趣味としている人は魚を釣ることが最大の目的なので釣れれば夢中で楽しめるので、もちろん癒し効果があります。しかし釣り人にとってそれだけではありません、最初の揃える釣り道具集めだったり、キャストしてから目の前に広がる景色を見ながら癒されることだってあります。
ドーパミン大量放出
躍動的に目的を持って行動している最中と、その目標を達成したときに出る脳内物質であるドーパミンが、釣りの間にも出ています。
そして釣りを繰り返す間にドーパミンが定期的に放出されると、脳内の一時的に情報を管理、処理するワーキングメモリの処理速度が速くなるとも言われており何を釣りたいのか、そのためにはどんな道具が必要なのか、缶挙げている時間にもドーパミンが放出。そして狙った魚を釣り上げたときにもう一度ドーパミンが出ます。これが病みつきにもなる要因です。このドーパミンが多く放出されることで達成感が増し、心の癒しにつながります。
景色とマイナスイオン
生い茂る緑に囲まれた湖や、大海原の水辺に行くと言葉にしては説明できないけれどなんだか癒されると感じることがあるでしょう。その実態はそこの大気に発生するマイナスイオン効果だったり、水のせせらぎなど自然の音などがあります。
新緑のある河川や湖
淡水魚や汽水域に棲む魚を狙える緑のある河川や湖。天気の良い日にこの緑と水辺には、見た目の爽やかさもありますが、自然に大気に放出されているマイナスイオンの効果で癒しが期待できます。自分で感覚的にそれだとわからなくとも「なんとなく心地よい」、「安らぐ」感じが得られるのはそのせいです。
源流から流れる水のせせらぎや、木々の中の小鳥のさえずりはヒーリング効果もあり。
大海原
普段の生活の中では、大海を目することはなく、どこまでも続く海の上を眺めているだけで清々しい気分に浸れます。そして大海原の水平線に向かって釣り竿を振る毎日の生活では到底適えることのできないことを体感することでストレス解消になります。
大海を目の前にして太陽の光をたくさん浴びることで、日中活動しているときに働く戦闘モードの交感神経と、夜になり休息モードを促す副交感神経のバランスを整えるセロトニンという脳内物質のスイッチを入れることができます。これが自然な健康状態を生み癒しへとつながります。
釣りで癒し効果をアップさせるコツ
釣りで癒し効果をもっと高めたいと思うならば、まずは目的意識を持つことがもっとも重要です。どこに出掛けて何時までに、どんな魚が釣りたいのか。仕掛けは(今日のルアー)は何にするかを考え釣行に向かいます。そすることで先述したドーパミンの発生を促し、釣れたときの満足度もひとしおで癒し効果もアップします。
ですが、強すぎる願望はかえってストレスを溜めてしまいかねません。明確な目的は釣果が望めば大きな癒しにもなりますが、思ったように釣れなければ逆にストレスになることもあります。
釣果を目的にせず、「釣りを楽しむ」ことを目的にするとたとえ魚が釣れなくとも癒し効果が加わり自然と釣りをしている間から自然と満足感に浸れるはずです。
お金かけなくとも楽しめる釣り
釣りは気軽にはじめられるのも魅力に一つです。最初の安く見積もれば1万円~2万円くらい初期投資しておけば、よっぽどの本格的な釣りを目的としない限り、ほぼいつでも無料で楽しめる趣味です。
毎回何百円かのエサ代のみ。ルアー釣りであればロストさえしなければ同じルアーを何度も使い倒し魚を釣ることもできます。
場所も近くの堤防や、河川や池でできるわけですから交通費もきになりませんし、遠方に行かない限りそんな意を決して準備していかなければいけないところでもないので気軽に時間が突然空いた時や、思い立ったときに行くこともできます。
まとめ
釣りによるストレス解消と癒し効果は、釣果を挙げることだけでなく、外の空気に触れながら水辺に立っているだけで気持ちが安らいだり、普段の生活から離れた気分転換が可能なのです。これから釣りをはじめようとしている人はもちろん、釣れないと悩んでいるアングラーさん!違う視点から釣りを楽しみ、心の疲労回復にする方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。