春のアジングの攻略メソッドを解説します。
この季節を代表するパターンのアジの特徴から、釣行に備えるポイントの選び方やジグヘッドの重さ、適切なルアー選択とおすすめワームのカラーからタックルなどもご紹介。
春のアジの特徴から編み出される攻略方法の徹底ガイドです。
チームの中でいちばん若いアジング担当のyuuZeです。父親の影響を強く受けはじめてアジング歴10年。1年中アジを追いかけまわしていますが、最近ではカッコよさに憧れてバス釣りやってみたりシーバスにも手を出してみたりショアジギ手を染めたり…ww時々浮気もしますが結局アジング釣行に戻ってきてを繰り返している毎日です。
春アジングの特徴
春を迎える4月、5月、6月のアジはこの頃におおむねどの地域でも産卵期を迎えます。産卵期だけで考えると国内でも東北や北海道では7月に産卵する地域もあり。その時期のばらつきからアジは「1年中産卵する」とも言われています。
いろいろな面で釣り方がややこしい時期だといわれています。
この春のアジは
①産卵前の「荒食い」と
②産卵中のまったく口を使わないとき、
また産卵後体力を回復をするために餌は食べるものの
③一気に口を使わなくなる産卵後
の3つの期間に段階的に変化します。
その産卵行動によって餌の捕食の仕方が大きく異なっていっきます。
シーズン終盤になるほど難易度が増していく感じです。これもひとえにポイントについて釣ってみてから状況を判断するしかないのです。
春に釣れるアジの食性
いつもならば虫系のエサ(ゴカイやイソメ)も食べれば、小魚を食すアジですが、
産卵期のアジは、プランクトンかそれくらいの大きさのものにしか口を使わない時期です。
(その他のパターンでは異なる)
産卵期に入りたての卵を抱えたままの個体は餌を荒食いしますがほかの魚種の産卵期と違い
荒食いと言ってもガツガツと食ってくる時期ではないので釣り方に注意する必要があります。
春に釣れるアジのサイズ
春のこの時期のアジのサイズは15センチ~20センチ前後のものが釣れます。
体力をつけるために餌を荒食いする産卵前の個体であれば大型の30センチを超える尺アジが狙える可能性もあります。
あまり数を釣る時期ではありませんが、春のアジングは難しいと言われているものの一度その時の状況にあったパターン攻略がはまりさえすれば十分な釣果が望め時期でもあります。
春アジングのパターン
季節を代表するパターンはアジングでは産卵パターンになります。
地方によっては、この春独特のアミパターン(2月くらいから)や、バチパターン(3月くらい~)によってもアジのルアー釣りゲームは成立します。
春のアジング攻略でもっともポピュラーなパターン攻略が産卵パターンであり、このパターンをもとに解説していきます。
春アジングのポイント
産卵期の個体は産卵する場所が、その年その時で大きく変わることがあり場所が特定しにくい時期でもあり、ポイント選びも重要な役割を果たします。
漁港や堤防などの港湾部、もしくは深場のある沖堤防など普段と変わらないポイントで良いですが、場所が固定していないのでここだと!決めきれないで外すことまおります。
春の産卵期のアジングのポイント選びは、地元の釣具屋さんなどで直近の情報を聞いてみるのが手っ取り早いです。
産卵期のシーズン初めでは表層とボトムに分かれてアジが潜んでいます。どちらでも狙えます。ボトムにいるアジほど個体も大きいので表層で餌をあさっているアジよりも食い気があります。
春アジングの釣り方
この時期のアジは偏食でプランクトンのようなものにしか反応しません。
口をあけて海水ごと吸い込んでいく食べ方をします。このためにアタリ方が小さく極わずかな触感に気が付かなければいけないので繊細な誘い方が求められます。
このような小さなものを「ゆっくりと吸い込む」だけ。ガブッとは食ってこないわけでして判断が困難ないわゆるショートバイトが多発します。そのために気持ちだけ焦りますが、スローリトリーブを続けないかぎり食ってきません。
表層攻略なら、水面直下から~50センチくらいまでのレンジをゆっくりとただ巻き。
大切なのはレンジキープです。
任意のレンジを一定に保ったままスローに巻いてくることがキモです。
表層付近をキープしやすいようにジグヘッドの重さは0.3~0.5グラムが最適。フワフワと一定の層を漂わせるようにするとバイトが増えます。
初級者も釣れるを体感しやすい!
この釣り方だとゆっくりとただ巻きなので、
春のアジングはビギナーズラックを体感しやすいです!
初心者でも、変にいらない知識が入っていない分ベテランを追い越してしまうほどの釣果を叩ける確率が高くなる時期でもあります。考えないで楽しむ気持ちではじめると◎
しかし「モワンッ~」、「モゾッ」などのわかりにくいアタリは微細です。
初心者の方がおやっと思ったら、勇気を出して迷わずに軽く合わせてみるのも一つの手です。そうしている間にカレントの水流の変化なのか、アジのアタリなのかの判断が徐々に掴めるようになってきます。
そうこうしている間に春が終わってしまっていても来年の春のアジングの時期には今年習得したテクが生きてきます。
ボトム攻略はL字メソッド
表層をくまなく探ってもアタリが得られない場合ボトムにレンジを落としてサーチ。
ミドルレンジからボトムを狙う場合は重めの1グラム前後に変更し、釣り方は「スロー」で活性の低いときのボトム攻略の最終兵器「L字メソッド」が有効です。
このようなボトムにしか着いていないない春の状況では、L字メソッドでないとまったく食ってこないことが多いです。
春アジングおすすめワーム
おすすめワームはあまり大きくない短めの小型のピンテールかツインテール。
ワームのカラーはクリアラメ、クリアピンクなど本当のプランクトンに似せたワームがおすすめです。
レインズ アジリンガー
34 プランクトン
スミス ガンシップ 36F
デイゲームはワームのジグ単のほうが釣りやすいですが、この時期は夜のナイトゲームになるとプラグでも釣りやすくなるんです。
というか1年間の間でいちばんプラグに反応しやすい時期だと思います。
そこで一番僕自身が春に釣果を挙げているのがこのガンシッップのフローティングタイプです。
春アジングおすすめタックル
この時期のアジングの釣り方は非常に繊細なためタックルももちろん感度に優れたものがあります。春アジングにあっているロッドはその中でももっとも軽量で感度に優れた「乗せ調子」がよいでしょう。タイプで言うとULまたはLです。
アブガルシア エラディケーターリアルフィネス