インド洋で地元の漁師が”生きた化石”シーラカンスを生け捕り

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インド洋のマダガスカル島の沖合でシーラカンスが生け捕りされたと、米国のサイエンスタイムズが報じました。

この海域は、約6500万年前に絶滅したといわれていた古代魚シーラカンスを1938年に発見。それ以降も捕獲されてきまいsたが、シーラカンスは水深200~1000メートルの深海に生息しているため、生け捕りにしても水族館などで飼育展示することは不可能と言われており、これまでも標本として残されている個体のみです。




画像:日刊ゲンダイDIGITAL

このインド洋のマダガスカル島を囲む海域では、近年世界的に需要が増加しており高値で取引きされるフカヒレを捕るための地元の漁師らでサメ漁が盛んに行われています。

このたびのシーラカンス捕獲も、サメを捕獲するための地元漁師が仕掛けた底刺し網漁でした。

この底刺し網漁法が問題視されており、深海の奥深くで生息しているので掛かって引き上げていまうとほとんどの個体が死んでしまう。そもそも網に掛かったら個体に傷がついてしまうことから、海洋環境保護団体からは漁の中止が求められています。

どちらにせよ、こんな約3億5000年前からほとんど姿を変えずに今でもまだ生きている魚だけに当然、保護していく取り組みが大事なことは言うまでもありません。

=====SNSの声
底引網や底差網は必要以上に乱獲するから世界的に使用を禁止して欲しい地球の貴重な財産を枯渇させ、破壊することは断固反対だ。生きていくために必要な量を遥かに超える乱獲、伐採など、人間は反省して改めるべきだ

子供の頃、貴重な標本を見れた時生きた化石ってスゲーと思った大人になってシーラカンスの群の撮影をなんかの番組で見た時に衝撃を受けた

あちらの漁師はシーラカンスが貴重だ!とか関係ないからな。食えるなら食ったり捨てたりが関の山。日本でも建設工事で地中から遺跡が出ても、報告すると調査やらで工事がストップするから遺跡をブチ壊してそのまま工事するのは珍しくないと言うしな。金にならない研究対象はなかなか進まない。

今では様々な古代魚、深海魚が水揚げされる事があるが、やはりシーラカンスは特別というか本物感がある。かっこいいし美しい。保護というか、逃してあげて欲しい。絶対に絶滅させてはならない

かっこいい~。沼津で冷凍標本見ましたが、子供の頃からシーラカンスやオウムガイが好きでやっぱり生で見てみたい。でも種の保存は重要だから捕獲なんてしないで海へ返してあげてほしい。

かなりの高齢のシーラカンスのようなので撮影や採寸の記録付けが済んだら海に返してあげてほしい。
こんな時こそ世界中の希少生物の保護団体さん達は声を上げるべきだと思いますが。

現地の人からすれば、”フカヒレは金になる” >「シーラカンスや海洋資源の保護」となるから難しいでしょう。
強制的に禁止にするか、『保護に協力したらフカヒレより金になる』と言う具合に十分な金を渡してやるかなどのをしないと無理でしょう。これは別にシーラカンスに限った事ではなく、万国共通。

例えば、日本でも「コロナ感染防止の為に休業しなさい!酒を出すな!」と言っても、店が潰れる!従業員の雇用と生活があるんじゃ!と言われれば、それまでです。人は綺麗事では動きません。必ず”利益”を示して出さないと無理です。