ヒラメはルアーにも果敢にアタックしてくるフィッシュイーターで、疑似餌で釣るアングラーにとって人気のターゲットですので、ヒラメを釣るためにはルアーは必須アイテムとなっています。
この章ではヒラメが釣れるルアーの種類ごとに状況に応じた使い分け方とともにおすすめをご案内します。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
ジグヘッド+ワーム
ヒラメルアーで王道と言えばこのジグヘッドとワームです。ヒラメ釣り初級者に最初に試してもらいたいおすすめの釣り方でもあります。
最初はジグヘッド+ワームだけで慣れていくと良いでしょう。飛距離も望めるし、フックもチューニング次第でヒラメの噛みつき型のバイトも逃さずバラシを軽減できます。
また特徴の柔らかいボディは、ヒラメが好むイワシやアジ、キスなどの小魚に近いナチュラルな波動を生み出し、それがハードルアーには出せない最大のメリットとなっています。
最近では下記のようにジグヘッドとワームを単体で揃えるのではなく一体になったものがたくさんあり、ワーム特有の”刺し難さ”も克服できるので初級者にもおすすめ!
ダイワ フラットジャンキー ロデム4
シンキングまたはヘビーシンキングミノー
ワームについで出番の多いシンキングタイプのミノーです。使い方としてはベイトの有無やヒラメのいるレンジのアタリを取るためにサーチベイトとしても有効で最初に投げて見て、
ヒラメのアタリがあったら、そこで食わせやすいワームに変更するなど使い方はいろいろ出来ます。
またヒラメは砂地の底にいると思われていますが、上にいるベイトを狙っているのでボトムから攻めるのはおすすめしません。
ハードルアーを使う場合は上のレンジから徐々にレンジを下げてローテーションしていくほうが、ヒラメがいる場所を把握し釣りやすいです。
シマノ熱砂 ヒラメミノーIII 125S AR-C
ミッドダイバー(ミノー)
シンキングミノーが約70センチ~1メートル潜るとしたら、それよりもさらに下のレンジ、1メートル以上、2メートルくらいまで潜るのがミッドダイバーです。
ドン深(急深)のサーフや、磯やオフショアからの船上からヒラメを狙う場合など水深のある場所でその威力を発揮します。
急深のサーフでも、深くなる寸前のブレイクラインから離れすぎずトレースでき、磯や沖堤防でも一定の深いレンジを足元直前まで引いてこれます。
これらの利点を生かしてヒラメ自体の活性が低くボトムから2メート以内のレンジに下がってしまっている場合に、そのレンジのみを探る深場のレンジキープ能力が非常に優れています。
アイマ 魚道 110 MD
シンペン
ヒラメルアーの中でミノーよりも信者が多いのがこのシンペン。ジグヘッドの次に出番が多いとといっても過言ではありません。
手前15メートル以内が白波など狙いたいポイントが遠い状況下で、
「よく飛ぶ」が、「潜らない」、「ゆっくりアピール」できるシンペンはかなり役に立ちます。
飛距離はメタルジグに及ばないものの、メタルジグだと狙ったゾーンに届いてもすぐに沈み込んでしまいレンジキープがやりにくくリトリーブが速くなってしまいがち。
シンキングミノーでも同じような使い方はできますが、まるでアクションが異なります。派手な動きでは食ってこない状況下でも一見すると動いてないようにも見えるシンペンのよりベイトライクでナチュラルなアクションがスレたヒラメにも口を使わせる。
ジャンプライズ ぶっ飛び君 95S
メタルジグ
現代のヒラメ釣りでメインルアーにまでなりつつあるメタルジグ。じぎんぐのような扱いで派手なアクションを入れないでもただ巻きでヒラメが釣れることから、初級者でもはじめやすくて人気がある釣り方です。
中級者以上のアングラーでもメタルジグ1本のみでヒラメ釣りを展開している人もいますが、初級者にはあまり一辺倒な使い方はおすすめしません。
遠投出来てすばやくボトムを探れる利点などヒラメ釣りにおいてメリットが多く、そのポイントのベイトのサイズが小さい場合などメタルジグの出番です。
ただ巻きで自然にアクションするタイプや、フォール中にヒラ打ちするものなど特徴もさまざまで、リフト&フォールなどフォールで食わせたいのか、ただ巻きなのかなど釣り方で選んでほしい。
下記の熱砂スピンビームはヒラメ界のメタルジグのパイオニア☆彡
ただ巻きでOK
シマノ 熱砂 スピンビーム
鉄板バイブ
ヒラメ以外でもシーバスなどではデイゲームの定番ルアーとなっている鉄板バイブはその持ち前の飛距離とボトムタッチの速さ、バイブレーションによるハイアピール能力、手返しのよさで
まったくその日のベイトの有無がわからないなどポイントに到着してすぐの1投目のサーチベイトとして、あたり一面をサクッと探りたいときに使える。鉄板バイブだとこれ1本で即対応が可能。
重さは各種あるが、26gくらいがヒラメ向き。
1軍ルアーではなくとも、一つは常備しておきたいルアーです。
ジャクソン 鉄板VIB Long
スピンブレード
ヒラメであまり使っている人は少ないですが、広範囲をすばやくサーチして遠くのヒラメにも存在をアピールして寄せて来る能力はスピンテールに勝るものはないでしょう。
鉄板バイブと同じほどの広いエリアを探りながら持ち前の高いアピール能力で誘い出します。
波が大きいポイントで着水後フリーフォールさせると、フックとスピンテールが絡みやすく、風が強い状況下ではキャストが上手く決まらないと着水前にフックがテールに引っ掛かって丸まってしまうなど扱いやすさという点ではやや上級者向きのルアーです。
パームス アングラーズリパブリック グルナード GN-24