キャスト時にラインストッパーに引っ掛かってしまい起こるライントラブルのその原因と唯一の対策方法についてお伝えします。
ほとんどの場合は起こることのないものだと思う稀なトラブルだと思いますが(汗);
一度起こってしまうとメインラインを傷つけてしまいノットを組み直すしかなくなるので起こってしまう前に対策しておきましょう。
記事内画像:釣り道具|Il Pescaria
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
キャストするだけでラインストッパーに引っ掛かる!!
スピニングリールについているラインストッパーは釣行時以外のときにラインを止めておくのに非常に便利なものであり、
あたりまえのように使っていてまさか、ロッドにセットしてラインを伸ばしキャストする際にここに…。
想像もしていませんでしたが、その事象は突如やってきました…。
何の問題もなく、いつもと同じように軽快に何度かキャストを繰り返していると
キャスト直後にいきなりパチンッ!という音とともに目の前でルアーがぶらぶら。。。
一瞬、何が起こったのかわかりませんでしたw
まだ初心者だったころ重たいルアーのキャストの反動でベールが戻ってしまい高切れすることがありましたが、
それも慣れてからは自然に意識しなくてもキャストする前に人差し指にラインを掛けてからは必ずベールは手前に傾けているので
このときも一瞬疑いましたがベール戻りはなくそのままの状態になっていました。
次に怪しいトップガイド周辺を確認するも何もなくどこ?と…ww
なんとラインストッパーに引っ掛かっていたのです。
驚きました!
まさかのまさかですから。こんなところに???
なんで???
ラインストッパーに引っ掛かるのはなぜ起こる?
ルアーフィッシングをやりはじめてもう10年以上経ちますがこんなライントラブルはもちろん筆者もはじめですw
ストッパーから外してみてびっくり!!
あわや切れてルアーが吹っ飛んでいく寸前にそこだけボロボロになっておそらく原糸1本だけの状態かと(冷や汗)
このときロングリーダーでPEの4本撚り1.5号だったのでおそらくこの程度でギリギリ耐えれたのかと思いますが
普通に8本撚りでもっと細い号数のPEラインだと切れていたはずです。
原因として考えられることは↓
常に太いリーダーを使うのでストッパーが開いている
あとでよくラインストッパーを確認したら、手で押さえただけでは戻らないほど口が開いていました。
今回筆者が使っていたリールはライトジギングとランカーシーバス用のスピニングタックル専用としていたので常に1.5号以上のPEしか巻いておらず
その分リーダーも5号以上の太いものを使用、ましてジギングのときには歯切れ防止にプロテクトリーダーに50lbとかの極太のリーダーをつけていたので
必ずラインの先端を通すことになるストッパーは少しずつ開いていってきたのだと思います。
横風による糸ふけ
この日は天気は良かったのですが思いのほか風が強く左斜め前から向かい風に近い横風がずっと吹いていました。
上のストッパーが開いていたとの合わさって風による糸ふけが重なった結果
起こった事象でした。
どちらにしてもこのままキャストが出来ていたとしても魚が掛かってからが心配なのでノットを組み替えることにしました。
唯一にして簡単にできる防止策
この防止策はストッパーの部分をロッド側とは反対側(下)にずらしておくだけでいいのです。
スピニングの場合、リールからラインが放出されるときにぐるぐると円を描きながら出ていくのでスプールの丸に対してどこでも当たる可能性がありますが
ロッドの元ガイドはスプールよりも上についているのでラインは上方向に引っ張られるはず。
そう考えると、ストッパーの箇所を下に向けておけば問題が起こることはないです。
こんなライントラブルなんてほんと稀なことで、そうそう起こるものではないのと思うので対処が必要かと言われればなくても大丈夫だと思いますが、
起こらなければ起こらないでそれがいちばんいいのですが、
先にも言ったように、PEが細くルアーが重い場合、大事なルアーを無くしてしまうこともありえるので、こんなものは起こってからでは遅いからやっておいて損はありません。
簡単に出来るので防止策やっておいてもなんの差支えもないので、
先に原因の箇所で述べたことが当てはまる人は、やっておいた方がいいでしょう。
特にジギングやキャスティングなど、太いPEで重たいルアーをぶん投げる釣りをする人は覚えておいたほうがいいかもしれません。
それでは、良い釣果を!