ウナギは山芋から生まれた!?仰天の生態とナゾだらけのうなぎのおもしろ雑学

ニホンウナギが絶滅に瀕して久しく、日本固有のものだと思っている人も多いウナギだが海外にも種類は違えどウナギは生息する。

日本ではスーパーなどでも売られているため何の不思議もなく食べ慣れていて疑問にすら思っていなかったが、このウナギは驚くべき生態を持ち合わせており、海外においても謎だらけの魚とされていたらしいです。

そこでいろいろ調べてみるとおもしろいことがたくさんわかったのでここで紹介します。




画像:PhotoAC

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ウナギを食す国々

ウナギを食用として捕獲する国は日本だけではないです。フランス料理では筒切りにして赤ワインで煮込んだ料理やスペインでも食べられており、イギリスでも焼いたウナギにマッシュポテトを添えた料理が労働者の日常的な食事だったといわれています。

スウェーデン南部では黒ビールで蒸し煮にしてバターで炒めたウナギ料理が今でも行われているウナギ祭でふるまわれる。こうした背景からヨーロッパでもあまり珍しくなく一般的に食用魚と認知されていました。

仰天!ウナギの生態

日本では生まれは山芋!?海外では泥から生まれた
ウナギはふ化すると体長数ミリの幼生のまま大海を何千キロも泳いでから川を遡る。その川や沼に定住すると10年~30年もの長きに渡り住み付き、ある日を境に突然また大海原に返っていくという、どうしてそのような生活をするのかは未だわかっていない。とても謎が多い魚なのだ。

そして一番驚くのは、川などにいるときは生殖器を持たず、海に返った時だけ生殖器が発生する!!これが解明されたのもごくごく最近のこと。

私たちが、目にしたり手に触れるようになるとき、すなわちこの川や沼に生息しているときには生殖器を持たないのでこのことから、どうやって新しい命が育まれているのかまったくわからなかったことから日本でも「ウナギは山芋から生まれた」なんていう言い伝えもあったほど。

ウナギの研究に関わった歴史的人物

いまですら研究が進み全容が明らかになりつつあるウナギの生態なので、あらゆる研究者たちがこぞってウナギの生態解明に関わっていました。あの哲学者(倫理学、自然科学の学問を切り開いた)アリストテレスもウナギの生態を解き明かそうと解剖を何度も繰り返した挙句導き出した答えが・・・

「泥から生まれる」www

諦め半分の答えに仰天するw

精神分析学で有名なジークムント・フロイトもウナギのその未知な部分に心を奪われ実は若い頃ウナギのオスの生殖器を見つけるために、丸一年ウナギを解剖し続けたが発見できずじまいに終わったとの記録も残っています。

=====ネットのコメント
ニホンウナギは既にパンダよりも危険な絶滅危惧種、ヨーロッパウナギも日本が獲りすぎて絶滅危惧種に。にも関わらず暴力団の密漁などで制限を超えた乱獲が続き、吉野家で売られたりスーパーに切り身が並んだりという狂った状態。ウナギについては日本人も一度ちゃんと考えるべき。

日本にだってウナギは山芋から生まれたという伝承があり、謎の魚でした。イギリスや北欧に限らず、フランスやスペインでもウナギは親しまれてきた食材です。先日はテレビで「西洋人はウナギには見向きもしなかった」と紹介されてましたが、どうしてこうも皆さん不勉強を棚に上げるのか。

日本で鰻が絶滅寸前の要因は二つ、ダム建設による川の水量が激減したこと、ゴルフ場の乱立に伴う農薬汚染。この二つだけで川の生態系と海の生態系が破壊されつつある。

成田山の山道にある うなぎ屋さんは美味しいです。今年の夏もお世話になります