ライトジギングの釣り方のお勉強ページです。これから始める方の予習と、中級以上のアングラーももっと釣るための復習として基本的な釣り方と、ライトジギングでも同様に使えるアクションの仕方を指南します。
ジギングの基本となる釣り方の何度も読み返せる完全保存版！
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
ライトジギングの釣り方2種
ライトジギングの釣り方は大きく分けて2種類あります。どちらもメリットもあればデメリットもあり狙う魚やベイト、その時の潮の流れ、ポイントなどを考慮して使い分けが必要になってきます。アクションを学ぶ前にまず、こちらを習得しておきしましょう。
バーチカル
狙った小場所をピンポイントで狙えるバーチカル。まっすぐに落としてそのまままっすぐに巻き上げてくる釣り方です。狙った小場所をピンポイントで狙ってこれることに優れており、深度があるオフショアの深場攻略やショアでも堤防などの岸壁ジギングなどに有効な釣り方です。
ただし魚探などであるレンジだけにベイトとターゲットが居ると確認されたときに、一定のレンジだけ泳がせることができないことが弱点。
キャスティング(横引き)
キャストしてから横に引きあげてくるキャスティング。ターゲットの魚やベイトの居るレンジ(タナ)の予測がついている場合に、その一定のレンジだけだけを広く探ることができるレンジキープしながら、そのレンジ(タナ)だけでアピールさせたいときに有効です。ショアでもオフショアでも使える釣り方です。
ライトジギング以下の水深が50～60メートルでの場合までの釣り方で有効になりますがそれ以上狙うレンジが深くなるとバーチカルに軍配が上がります。
釣りたいアクションによって使い分けるメタルジグの種類
それぞれの釣り方によって選ぶメタルジグも変わってきます。
アクションの解説する前に、メタルジグの種類のことを理解しておいおたほうがいいです。
メタルジグの種類については別称で詳しく触れています。そちらも併せてご覧ください。下記のリンクから移動できます。
基本的なアクション
【ジギング】という名称の語源にもなたっと言われるメタルジグをボトムまで落として底から上に向かってシャクリながら上げてくる動きで魚を釣り上げるジギング。
シャクリ＝ジャークすることで逃げまどう小魚に見立て、狙う魚を騙して釣る方法を言います。
これで釣れるターゲットはブリやサワラなどよく知られる青物に限らず、真鯛やシーバス、タチウオから根魚のアコウなどハタ科の大型魚まで釣ることが可能！
基本はワンピッチワンジャーク
「シャクって巻く」基本はワンピッチワンジャークです。ロッドを縦に振り上げたあとにリールを1回転だけ巻く動作で、水中のメタルジグを左右へアクションさせる動作です。
シャクリ上げてくるときのロッドの振り幅とか、リーリング速度(巻きのスピード)、1回転巻く回数や間隔などに変化をつけることで無限にアクションの大きさやタイミングを変えることができ釣り方の引き出しが増やせます。
まず初級者はロッドティップの振り幅を1ｍ以内にし、その直後に1回転巻く。これを基本として体得していきましょう。
ショートピッチジャーク(ジャカジャカ巻き)
深場のカンパチが飛び出す！通称ジャカジャカ巻き
幅を小さくシャクって即座に半回転～1回転速巻きするアクションの付け方です。小刻みに動くものに過敏に反応するカンパチの習性を刺激して口を使わせる方法です。
これを応用したジャカジャカ巻きは小さいシャクリとリーリングを同時にやってメタルジグを垂直にまっすぐ引っ張ってくる釣り方はカンパチでは実績多数。
他のアクション方法と比べると初級者でも簡単に出来る容易な釣り方です。
| メタルジグ | リール |
|---|---|
| ストレートまたは左右非対称タイプ | 3000番以上のHGまたはXG |
ロングジャーク
大きくゆったりアピールしヒラマサを狙う
単純にシャクってくる振り幅を大きくしたのがロングジャーク。大きめのワンピッチジャークとも言え境界が曖昧。
これをもっと大きくゆったりとした動作にしたものが平戸ジャークと呼ばれるアクションの方法。
平戸ジャークは水面スレスレにまでロッドティップを下げた状態から、自分の頭の上まで大きく振り上げ、その後“1ｍ程度”巻きとりながらティップを再度水面まで下げる。これを繰り返します。
水中では大きく左右に首を振りながら上に動き、ヒラヒラと舞いながら1ｍほどフォールし、また首を振りながら上にいくアクションを起こします。
| メタルジグ | リール |
|---|---|
| 基本ロングタイプ | 巻き長が1ｍ近い4000番～5000番のXGまたはHG |
コンビネーションジャーク
ブリに効果抜群なハイブリッドアクション
上記で解説したショートピッチジャークとロングジャークにただ巻きを組み合わせたアクションの方法がコンビネーションジャークです。
釣り方は、ボトムにメタルジグが落ちたらタッチアンドゴーでまずはただ巻で、素早く底からはがし、その後にシャクリ幅を交互に変えてくるアクションの入れ方です。このジャークをどちらかに変化させたときに食ってくることが多いです。
| メタルジグ | リール |
|---|---|
| ストレートまたは左右非対称タイプ | 3000番以上のHGまたはXG |
高速巻き
アクション無しでただ高速で巻くだけ！泳ぎの早いサワラなどに
1秒間に、2，3回転させるほどに手首から火が吹くほどに高速に巻き上げる釣り方です。特に泳ぐスピードの速いサワラに有効です。
ほぼスピードの速いただ巻なので簡単そうに見えますが、しっかり安定したスピードでやろうと思うと難しいです。途中でダルくなって巻くスピードを弱めたり、時々腕を動かしロッドの穂先を上げ下げしたりすると、コンビネーションジャークのようになりサワラよりもブリやハマチばかり掛かってしまうことになります。
| メタルジグ | リール |
|---|---|
| ノーマルショート及びスイミングタイプ | 4000番以上のXG |
